■最高のヒロイン/5位『王女の男』のイ・セリョン(演者はムン・チェウォン

 セリョンは「炎のような女性」だった。獄中にいたキム・スンユ(パク・シフ)に対して、「殺してください」と訴えるシーンが忘れられない。愛する人に首をしめられる場面には、とてつもない緊張感があった。

■最高のヒロイン/4位『100日の郎君様』のユン・イソ(演者はナム・ジヒョン

 このヒロインは、本来は良家の令嬢なのだが、父が殺されてしまい、農民のホンシムを名乗っていた。ド・ギョンスが演じた世子記憶喪失になってホンシムの夫になる。働くことを知らない夫を叱咤激励するホンシムの世話女房ぶりが本当に良かった。未婚の男なら「ホンシムと結婚したい」と思うかも。

■最高のヒロイン/3位『宮廷女官チャングムの誓い』のチャングム(演者はイ・ヨンエ

 韓国時代劇の女性主人公の中で、圧倒的な存在感を持っていたのがチャングムだ。美貌と知性と人格という「最良の三拍子」を備えた永遠のヒロイン。どんな苦難も英知で解決していく過程にゾクゾクさせられた。

■最高のヒロイン/2位『トンイ』のトンイ(演者はハン・ヒョジュ

春のワルツ』以来、ハン・ヒョジュは筆者が一番好きな女優。彼女が『トンイ』で演じたヒロインは、時代劇に登場した女性の中で一番ハツラツとしていたと思える。明るいキャラは、誰から見ても好感度がバツグンだった。

■最高のヒロイン/1位『赤い袖先』のソン・ドギム(演者はイ・セヨン

 朝鮮王朝時代の女性は、当時の男尊女卑の風潮によって不当な処遇を受けていた。そんな中で、王宮に奉職していた宮女のソン・ドギムは時代を超える自立性を持っており、現代が描く時代劇のヒロイン像として最高の輝きを持っていた。

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