■『モーテル・カリフォルニアイ・セヨン×ナ・イヌ

赤い袖先』の2PMジュノから『愛のあとにくるもの』の坂口健太郎まで、どの作品でも相手役と抜群の相性を見せるイ・セヨンが、最新作『モーテル・カリフォルニア』で新たにロマンスを繰り広げるのは、『私の夫と結婚して』のナ・イヌ。

 幼なじみの再会ロマンスという胸キュン鉄板展開で、ほぼ190cmという超長身を誇るナ・イヌが魅せるイ・セヨンとの身長差萌えは本作でも遺憾なく発揮されている。

 モーテルの娘で、故郷を飛び出しインテリアデザイナーとなったものの、ソウルの厳しい生活に傷つき戻ってきたヒロインと、彼女の幼なじみで温かく見守る獣医にそれぞれ扮し、ときめきや嫉妬、放っておけない気持ちなど、繊細な恋心を表現。

 設定的に『サムダルリへようこそ』に近く、初恋の回想シーンを含めて2人のやり取りに癒やされる予感だ。現在韓国MBCで好評放送中の本作、日本での配信が待たれる!

■『親愛なるXキム・ヨンデ×キム・ユジョン

 2025年の眼福カップルNo.1ともいえるのが、『親愛なるX』のキム・ヨンデ×キム・ユジョンだ。

 キム・ヨンデといえば、顔面国宝級の美ビジュアルに加え、『損するのは嫌だから』の好演もあり、“胸キュン俳優”として需要爆上がり中。『雲が描いた月明り』から『マイ・デーモン』まで、数々のラブコメヒット作を生み出してきたキム・ユジョンとのカップリングは、期待しかない。

 キム・ユジョン演じるのは、心の傷ゆえ仮面をかぶって生きてきたトップ女優で、自身と重なるキャラクターゆえリアルな姿が見られそう。一方のキム・ヨンデは、彼女の唯一の拠り所であり、彼女を守るためにすべてを犠牲にしようとする青年に扮し、スリリングな愛を描いていく。いずれにしても、美しい2人が並んでいる姿だけで目と心の栄養になるに違いない。

 演出は、『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』『太陽の末裔 Love Under The Sun』など傑作ロマンスを生み出してきたヒットメーカー、イ・ウンボクということで、クオリティーも保証済みだ(日本での配信は未定)。

■Netflixシリーズ『おつかれさまIU×パク・ボゴム

 3月7日よりNetflixにて世界独占配信されるIU×パク・ボゴムW主演の『おつかれさま』も早くお目にかかりたい1本。1950年代の済州島を舞台にした幼なじみもので、厳しい境遇でもめげずに立ち向かう聡明でたくましきヒロインをIU、そんな彼女を幼い頃からそばで見守り続ける一途で堅実な主人公をパク・ボゴムが演じ、瑞々しい青春を映し出していく。

 制服と運動着姿で並んで写る2人のポスターカットも透明感たるや。感性豊かな2人が織りなすロマンスは、心の機微に触れそうだ。

 演出は、『ミセン ー未生ー』『シグナル』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』など、韓ドラ史上に残る傑作を世に送り出してきた名監督キム・ウォンソク。脚本は、『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!』『椿の花咲く頃』などで知られるイム・サンチュンと、優れた作り手たちがタッグを組んでいる点にも注目。

 また、IUはビョン・ウソクとの共演作『21世紀の大君夫人』(架空の立憲君主国家・韓国を舞台にした現代版王宮ロマンス)が下半期に控えている(MBC)。一方、パク・ボゴムもキム・ソヒョンとの共演作『グッドボーイ』(メダリスト出身警察官たちのアクション捜査劇)がJTBCで下半期放送予定。どのカップリングがハマるか、当面ワクワクできそうだ。

●Netflixシリーズ『おつかれさま』3月7日(金)より世界独占配信

(後編に続く)

Netflixシリーズ『おつかれさま』3月7日(金)より世界独占配信