■2025年上半期ランキング2位/『おつかれさま』
【推奨ポイント】物語の前半は、強い性格のオ・エスン(IU)と純情なヤン・グァンシク(パク・ボゴム)の愛の物語。後半は、エスンとグァンシクに加えて、娘のクムミョン(IUが1人2役で演じていた)の成長と結婚が描かれていた。主な舞台になったのは済州島(チェジュド)で、貧しかった1960年代の暮らしぶりも忠実に再現されていた。
最高のシーンは、グァンシクが乗っていた船から飛び降りて颯爽と泳いで海を渡り、岬の突端で泣き崩れるエスンを迎えに行くところ。記憶に残る最高の場面だった。
●配信情報
Netflixシリーズ『おつかれさま』独占配信中
[2025年/全16話]演出:キム・ウォンソク 脚本:イム・サンチュン
出演:IU、パク・ボゴム、ムン・ソリ、パク・ヘジュン、ヨム・ヘラン、チェ・デフン、チャン・ヘジン、ジュン、キム・ソンホ
■2025年上半期ランキング1位/『オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-』
【推奨ポイント】大ヒット作『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で究極の悪女を演じたイム・ジヨンが、一転して時代劇で、世の中に貢献する才女に扮した。その意外性が話題になったが、脚本が最高クラスの出来ばえで、いまさらながら「ドラマは脚本が第一」ということを実感させた。
奴婢から運命的に両班の令嬢になったオク・テヨン(イム・ジヨン)は、外知部(ウェジブ/弁護人)の優秀な女性として被告人の代弁者になった。革命的なストーリー、単なる復讐劇にしない重層的な展開、1人2役に扮したチュ・ヨンウの存在感、惚れ惚れするようなラストシーン……語りたいことはたくさんあるが、間違いなく韓国ドラマが到達した「金字塔」とも言えるドラマだった。
●配信情報
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』U-NEXTにて独占配信中
[2024~2025年/全16話]演出:チン・ヒョク、チェ・ボユン 脚本:パク・ジスク
出演:イム・ジヨン、チュ・ヨンウ、ソン・ドンイル、ソン・ナウン、キム・ジェウォン、ヨヌ、キム・ドンギュン
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