韓国地上波各局で12月末に開催される「演技大賞」。その年の活躍した俳優たちが一同に介し、華やかなムードに包まれながら1年間の作品を振り返るこのアワードは、受賞俳優たちのスピーチはもちろん、新年のラインナップなども話題となる年末の風物詩だ。そのなかで、12月30日に開催されたの「2025 MBC演技大賞」に注目してみた。

■『アンダーカバーハイスルクール』が大賞と今年のドラマ賞など4冠!『この川には月が流れる』が最多7冠獲得で“時代劇のMBC”ぶりを発揮

 2025年のMBC演技大賞に輝いたのは、除隊後復帰作『アンダーカバーハイスクール』で、高校生のふりをする国家情報院エージェントに扮したソ・ガンジュン。敏腕スパイらしいアクションはもちろん、コミカルな演技で新鮮な魅力を発揮し、華麗なるカムバックを果たした。

 ソ・ガンジュンは「嬉しいというより戸惑っている」と、驚きを隠せないコメントをしていたが、2025年に放送されたMBCドラマのなかでもっとも高い視聴率を獲得し、視聴者が選ぶ「今年のドラマ賞」にも選ばれた良作。チン・ギジュが最優秀演技賞を、悪役を担ったキム・シンロクを助演賞を獲得するなど、4冠となった本作は、U-NEXTでも見られるので要チェックだ。

 ソ・ガンジュンの盟友でもあるカン・テオと、見ているだけで元気がもらえるビタミン女王キム・セジョンが魂の入れ替わった男女を軽快に演じたロマンス史劇『この川には月が流れる』は、ともに最優秀演技賞(ミニシリーズ部門)とベストカップル賞を受賞、圧巻の悪役演技で魅せたチン・グがベストキャラクター賞に選ばれるなど、最多の7冠を獲得。“時代劇のMBC”らしさを発揮した作品で2025年を締める喜ばしい結果に。

 長編・短幕部門では『太陽を飲み込んだ女』のチャン・シニョンユン・アジョン、『親切なソンジュさん(原題)』のソン・チャンウィら長編ドラマに欠かせない俳優たちが順当に受賞している。

 また、ベストアクター賞には幽霊が見える労務士が弱者のために奮闘する『労務士ノ・ムジン』(Lemino にて独占配信中)のチョン・ギョンホ、『モーテル・カリフォルニア』(U-NEXTにて独占配信中)のイ・セヨンが共同受賞。2人とも受賞を心から喜ぶ姿をみせた。

 さらに、2026年のMBC放送予定ドラマから主人公を演じる俳優たちがプレゼンターとして登場、映像も初公開された。

 なかでも期待が高まったのは、ディズニープラスでの配信も発表されている『パーフェクト・クラウン(原題)』だろう。現代韓国に王室が残っていたら……架空の世界を舞台にしたロマンチックコメディだ。

 歌姫としてはもちろん、2025年公開されたドラマ『おつかれさま』も話題を独占し、唯一無二の存在となったIUと、『ソンジェ背負って走れ』ブレイク後、待望の新作となるビョン・ウソクの共演。すべてを手に入れた財閥の“平民”令嬢と、王の息子でありながら何一つ自由のない大君の“身分を超えたロマンス”に大いに期待したい。

ディズニープラス スターにて2026年上期独占配信『パーフェクト・クラウン(原題)』 (C) 2026 Disney and its related entities