ホン・サンス監督映画『自然は君に何を語るのか』にも登場したチェユクポックム

 韓国人にとっては身近過ぎる食べ物なので、ドラマや映画の中でなんらかの空気を伝える小道具としてチェユクポックムが登場する機会は少ないが、日本で3月21日から公開されるホン・サンス監督の映画『自然は君に何を語るのか』に、こんなシーンがあった。

 家に寄ることになった恋人の男性(ハ・ソングク)を、彼女(カン・ソイ)と姉(パク・ミソ)がポリパプ(麦飯と野菜のビビンパ)の店に連れて行く。彼氏は食欲旺盛で、ポリパプはもちろん、サイドメニューのチェユクポックムもきれいに平らげる。

 麦飯と野菜のビビンパは体にはよいが、パンチには欠ける。アクセントになるものが欲しくなる。この場合のチェユクポックムは、たくさん食べるであろう男性ゲストに対して、ホストである彼女と姉が気をつかって頼んだと見るのが妥当だろう。まあ、韓国の女性は日本の男性並みによく食べるので、彼氏がいなくてもチェユクポックムくらい頼んだかもしれないが。

大衆食堂のチェユクポックム定食
チェユクポックムの兄弟のような料理、オジンオポックム(イカ炒め)