大ヒットラブコメディ『社内お見合い』のアン・ヒョソプ最新主演作、Netflix『本日も完売しました』が人気急上昇中だ。本作は、地方の農村を舞台に、アン・ヒョソプ演じるミステリアスな農業従事者と通販番組のMC(チェ・ウォンビン)が、最初は反目し合いながら、やがてロマンスを繰り広げていく。
■地方旅行の楽しみ、農村漁村から産物を担いできたハルモニたちが商いをする市場の日
『本日も完売しました』でアン・ヒョソプが演じるのは、農業、原料開発、経営まで兼業するメチュリこと、マシュー・リーという役どころ。序盤から静かな田舎の農道で、メチュリがトラクターを運転する場面が印象的だ。
本作のように、ここ数年の顔国ドラマには、慣れない田舎暮らしで苦労する都会人の話が多い。現代的な大都市ソウルを背景にしたドラマにはない地方の風物をたっぷり見て、韓国の地方の町に行ってみたいと思っている人も多いのではないだろうか。そんな人たちのために、地方旅行のハイライトである市場の楽しみ方をお教えしよう。
ソウルにいくつかあるバスターミナルから高速バスに一時間半から二時間乗れば、韓国の鄙びた町に降り立つことができる。『本日も完売しました』が撮影された忠清北道の槐山(クェサン)郡はそんな町のひとつだ。
町に降り立ったら、まず行きたいのが昔ながらの在来市場(ジェレシジャン)。ソウルの南大門市場や東大門市場のように、全国から衣類や雑貨などを買い付けに来る大型の市場ではなく、その町と周辺に住む人たちが日々の暮らしに必要なもの、とくに食材を買いに来る市場だ。
ノープランで行ってその土地の産物を眺めたり、地元の客と店主のお国訛りでのやりとりを見物したりするのもよいが、タイミングが合えば五日市の日に訪れることをおすすめする。
五日市は韓国語では「オイルジャン(5日場)」と言う。毎月2と7の付く日、3と8の付く日のように、5日ごとに立つ市場のことだ。
その日は在来市場で恒常的に商売をしている固定店舗だけでなく、近隣の農村、漁村のハルモニたちが集まってきて地べたで産物を商う。大型スーパーの地方出店や通販の普及によって5日場の規模は縮小しつつあるが、田舎に行けば行くほど活気ある売り買いの様子を見ることができる。その様子は外国人の目には祭りのように映るはずだ。