韓国で大ヒットを記録した恋愛映画『サヨナラの引力』(7月3日公開)の来日記念ジャパンプレミアが、6月3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。俳優のク・ギョファン、キム・ドヨン監督が登壇し、台風による大雨と強風にもかかわらず集まった大勢のファンの姿を見て、笑顔を見せた。
■映画『サヨナラの引力』来日記念ジャパンプレミア開催!主演ク・ギョファン「自分の近所の映画館に来たみたい」
『サヨナラの引力』主演のク・ギョファンは、「会場に入った瞬間、自分の近所の劇場に来たみたいだと思いました。それは皆さんが熱く、温かく、愛情あふれる思いで迎えてくださったからで、すごく感激しています。日本で『サヨナラの引力』を紹介できて、とても光栄でうれしく思います」と、感謝の言葉を述べた。
キム・ドヨン監督も、「台風のなか来てくださって感動しています。この映画は雨のシーンから始まるので今日の状況ととても似ています」と、映画と台風を結び付けるウィットに富んだ言葉でにこやかに挨拶した。もう1人の主人公を演じたムン・ガヨンはこの日は欠席。監督は「残念ですが、ムン・ガヨンさんの心は私たちと一緒にいます」と観客に語りかけた。
キム・ドヨン監督は『82年生まれ、キム・ジヨン』を手掛けたことで知られる。『サヨナラの引力』は2025年12月に韓国で公開され、観客動員260万人を突破。恋愛映画の金字塔と呼ばれていた『私の頭の中の消しゴム』(2004年)を上回る動員記録となった。
本作は、ソウルで出会った大学生のウノとジョンウォンが、愛し合いながらも別れを選んでから10年後に、運命的な再会を果たすラブストーリー。
ゲーム作家を夢見る主人公ウノを演じたク・ギョファンは、映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年)、『モガディシュ 脱出までの14日間』(2021年)、『キル・ボクスン』(2023年)のほか、ドラマでは『D.P.-脱走兵追跡官-』(2021~23年)、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022年)、『寄生獣 -ザ・グレイ-』(2024年)などに次々と出演。Netflix配信の話題作『誰だって無価値な自分と闘っている』の主人公、ファン・ドンマン役でも人気を博している。
建築家を目指すジョンウォン役は、ドラマ『女神降臨』(2020~21年)で大ブレイクしたムン・ガヨンが演じている。ムン・ガヨンは、本作の演技が高く評価され、今年の「百想芸術大賞」映画部門で女性最優秀演技賞を受賞した。
■ク・ギョファンが「私はムン・ガヨンさんの“ビッグファン”」 「監督は伝説的な俳優」と称賛
ク・ギョファンとムン・ガヨンは今回が初共演。2人のキャスティングの背景について、キム・ドヨン監督は、こう経緯を語った。
「もともと2人のファンだったんです。ク・ギョファンさんはインディペンデント時代の作品や『新感染半島 ファイナル・ステージ』などの出演作を全部観ていまして、魅力的でクリエイティブな俳優だと感じていました。ムン・ガヨンさんもすごく新鮮な存在だと思っていたので、この2人の組み合わせはとても素敵ですし同時にこの組み合わせは2度とないだろうと決心してキャスティングをオファーしました」
監督の熱意を知ったク・ギョファンは、「監督はすばらしい演出家で、伝説的な俳優さん。ムン・ガヨンさんとも作品でご一緒したいと思っていました。ぼくは彼女の“ビッグファン”なんです。2つの奇跡が同時に起こりました」と照れ笑いを浮かべた。
一方、演技でも定評があるキム・ドヨン監督が、「私は伝説的ではありません」と首を横に振ると、ク・ギョファンは「それを決めるのはぼくです」と改めて賞賛していた。