『二十五、二十一』『スタートアップ:夢の扉』で人気を博したナム・ジュヒョク。彼の除隊後初の復帰作として話題を集める『トングン-呪いの宮-』がNetflixで配信中だ。
朝鮮王朝時代の王宮を舞台に繰り広げるオカルト・ファンタジーである本作。ナム・ジュヒョクが演じるのは霊の世界に入り込むことができる風水師・グチョンだ。彼とともに悪霊退治に挑む女官センガンを『イルタ・スキャンダル-恋は特訓コースで-』『私たちのブルース』の若手俳優ノ・ユンソが演じる。(以下、一部ネタバレを含みます)
■ナム・ジュヒョク主演『トングン-呪いの宮-』名優チョ・スンウ&チャン・ヨンナムの熱演に背筋が凍る!
朝鮮王朝時代の王宮で王(チョ・スンウ)の息子たちが次々と亡くなるなか、最後の世子である幼い英安君も病に倒れる。30年前にも王室では先王の世継ぎたちが相次いで亡くなり、庶子である現在の王が王位に就いたのだ。
一連の不幸は「蓮池のもののけ」の仕業だと考えた大妃(チャン・ヨンナム)は、巫堂(イ・ホンネ)を呼び、もののけ退治のための祈祷をさせる。
一方、王は霊が見えるというグチョン(ナム・ジュヒョク)を王宮に連行し、もののけ退治を命じる。気乗りしない様子のグチョンを見た王は、王の実娘で女官のセンガン(ノ・ユンソ)にグチョンの行動を監視するよう言い付ける。センガンは霊の声が聞こえる能力を持っているのだ。
最初は不真面目な態度のグチョンだったが、英安君の容体が急変したことを知ると一変、準備していた品を身に着け、ひとり蓮池に入っていき……。
ナム・ジュヒョクがもののけと闘う様は実に勇ましく、歴史ドラマ初挑戦とは思えないほど堂々たる存在感を見せている。一方、センガンを演じるノ・ユンソは、「さすが王の血を引く娘」と思わせる聡明で凛とした姿がとても魅力的だ。
悪霊との壮絶な戦いを重ねるうちに、グチョンとセンガンは互いを信頼するようになっていく。そして、30年前の先王の時代から王室を苦しめる悪霊の正体が徐々に明らかになる。
王を演じるチョ・スンウは、愛する我が子たちに次々と襲い掛かる悪霊に対し、父としての怒りと恐怖に震えながらも、一国の王として毅然とした態度を貫く君主の苦悩する姿を抜群の演技力で表現している。
また、大妃を演じるチャン・ヨンナムの怪演にも圧倒される。世継ぎを絶やさぬよう、自分の息のかかった人物を世子に据えようと画策する大妃の鬼気迫る姿は、鳥肌が立つほど恐ろしい。
常に緊迫する空気が流れるなかで、人間の陽気を吸い取るという妖怪「コモクサリ」とグチョンの絡み合うシーンがユーモラスに描かれており、束の間のほっこりできる時間でもある。
●配信情報
Netflix『トングン -呪いの宮-』独占配信中
[2026年/全8話]演出:チェ・ジョンギュ 脚本:クォン・ソラ、ソ・ジェウォ
出演:ナム・ジュヒョク、ノ・ユンソ、チョ・スンウ、クァク・ドンヨン、チャン・ヨンナム、テ・インホ、ファン・ヨンヒ、ホン・ソジュン、イ・ホンネ、ホン・スジュ