これまで韓国時代劇をたくさん見てきたが、本当に魅力的な男性主人公が多いと痛感する。今回は名作&傑作から最旬注目作まで、最高レベルのキャラクターをランキング形式でピックアップしてみよう。彼らがドラマの中で華々しく活躍したから、韓国時代劇はこんなにも面白くなっていったのである。
■韓国時代劇「最高レベルの男性主人公」究極ベスト10!
子役出身から大人の俳優となったヨ・ジングが、成熟した表現者として深淵なる歴史絵巻に挑んだ。彼に託されたのは、表裏一体の魂を抱える1人2役という茨の道であった。ドラマの中で、道化師ハソンが瓜二つの光海君(クァンヘグン)に成り代わった。彼は民衆のために、ひたむきで温かな慈愛の政治を花開かせていく。
●9位/チャン・ドンユンが演じた『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』のノクドゥ
常軌を逸した運命を背負う青年ノクドゥ。女人禁制の里へと足を踏み入れるために、彼は女装して水浴びの儀式にまで身を投じた。そこに漂うのは幻惑的な色香であった。しかし、物語が深まるにつれ、彼は勇ましい武の道へと返り咲き、鮮烈な剣舞を大いに披露した。
名家の貴公子であったキム・スンユ。無情なる時代のうねりが父の命を奪い去った瞬間、彼は冷酷なる復讐の修羅へと変わっていく。かつての微笑みを捨て去り、その眼差しに漆黒の殺意を宿していた。そうして闇を駆ける姿は、哀切なる美しき反逆者そのものだった。
●7位/ド・ギョンス(D.O./EXO)が演じた『100日の郎君様』のイ・ユル
氷のように研ぎ澄まされた知性を持った孤高の世子イ・ユル。暗殺の刃に触れて記憶喪失となり、純朴な村人へと生まれ変わった。かつての威厳を忘れ、どこか憎めないキャラになった。やがて封印された記憶が目覚める時、彼は烈火のような闘志を見せ、悪人たちに果敢に挑んでいく。
朝鮮王朝時代の交通の要衝だった船着場の麻浦(マッポ)。ここでならず者たちに交って餓死寸前になっていたシユルは、自尊心を失わず不当な扱いにも負けなかった。そんな彼は自らの才覚で一気に利権の世界で頭角を現していく。壮絶な中で生き抜くシユルはまさに本当のヒーローだった。
王朝の次代を担う世子イ・ヨンは卓越した知性を持ちながらも、不意に見せる冷たい素振りがかえって魅力的だった。宮廷の権力闘争は激しくなる一方だったが、彼は周囲の心の機微を敏感に感じ取って、胸のすくような解決策を導き出していた。