■韓国の活魚志向、複合味志向に変化の兆し!?
日本の人にもだいぶ知られてきたと思うが、韓国人は活魚志向が強く、獲れたての魚の刺身を好む。しかし、今回、ソン・シギョンとイ・ジェフンが利用した店がそうだったように、熟成にこだわる店も増えている。韓国人の嗜好もどんどん変化しているのだ。もちろん、日本旅行機会の増大により、熟成刺身の美味しさに目覚めた韓国人が増えたことも無縁ではない。
逆に、変わらないなあと思ったのは、韓国人の複合味好きだ。マグロのトロの上にウニとイクラをのせて韓国海苔で巻いたものを嬉々として食べる二人を見て、その思いを強くした。
日本の友人にこのシーンを見てもらったら、苦笑いしていた。トロ、ウニ、イクラはそれぞれがごちそうで、いっしょに食べるなど大変な贅沢だ。筆者も日本のどこかでそんな海鮮丼を食べた記憶がある。確かに旨いが、強弱に乏しく少々無粋だと友人は言うのだ。そもそもイクラ(鮭)は済州では水揚げされない。
日本での韓国料理の認知度上がり、韓国の複合味にも一定の理解が進んだようではあるが、今の日本の人は、トロ・ウニ・イクラの海苔巻きをどう受けとめるのだろうか?