Netflix日韓グルメバラエティ『隣の国のグルメイト』はシーズン7第7話から、韓国南端の済州道(チェジュド)編に突入。第9話では食通の人気バラード歌手ソン・シギョンが、14年前から済州に移住しているベテラン歌手イ・ジェフン(元COOL)とともに刺身を楽しんだ。同第7話&8話に続き、メディアではあまり深掘りされることのない南の島独特の食文化がわかる充実した内容となっている。
■Netflix『隣の国のグルメイト』コロナも追い風にしたリゾート済州
ソン・シギョンとイ・ジェフンがまず歩いたのは、済州北部の空港から近い東門市場(トンムンシジャン)。島内最大の常設市場で、済州市のホテルで荷を下ろした人が最初に訪れ、済州の名物みかんの香りや海鮮の磯の香りを楽しんだりするところだ。
済州は海外旅行が今ほど一般的ではなかった1980年代、新婚旅行のメッカとして観光開発された。なかでも島南部、西帰浦市の西方向に広がる中文観光団地は、我が国初の本格的なビーチリゾートとして人気を博した。
2000年代に入り、ハン・ソッキュ主演映画『シュリ』、イ・ビョンホン主演ドラマ『オールイン 運命の愛』、イ・ヨンエ主演ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』、ペ・ヨンジュン主演ドラマ『大王四神記』など、済州で撮影された作品がヒットすると、中国や台湾、日本からの観光客が増大し、リゾート済州はさらに洗練の度合いを増す。
多くの観光産業に致命的なダメージを与えたコロナ禍も2021年以降は追い風だった。海外に行けない韓国の人々がどっと済州に押し寄せたのだ。東門市場が今のようにエンタメ性のある食べ歩き街に変わったのもその頃である。
コロナが明けると、インバウンド観光需要も復活。最近の治安問題に関する報道や物価高で多少の明暗はあるものの、ソウル金浦空港発済州行きは日に170便以上が飛んでいるドル箱路線だ。