チョ・ヨジンが演じるイェジは、『パラサイト 半地下の家族』にも通じる富豪の妻だが、パラサイトでの役柄と比べ、そのキャラクターははるかに重層的で見応えがある。

 映画『世界で最後の愛しい娘!』(2026年11月13日、日本劇場公開)での主人公(チョ・ジョンソク)の幼なじみともまったく違う役柄なので、見比べるのも楽しい。

『ムービング』『HUMINT/ヒューミント』『モガディシュ 脱出までの14日間』『ザ・キング』などのヒット作や話題作、日本未公開の『HOPE』などに出演し続けているチョ・インソン。

『もしもの愛』では、裕福で人格も円満そうだが、どこかミステリアスで危うさが見え隠れする、これまでにない役どころだ。同じイ・チャンドン監督の映画『バーニング 劇場版』でスティーヴン・ユァンが演じた在米コリアンに近いと言えばイメージしやすいだろうか。

『もしもの愛』はNetflixで配信されるため家でも鑑賞できる。2時間半という長時間作品だが、それを感じさせないほど没入感がすごい。まずは劇場で鑑賞し、そのあと配信で細部を確認しながら味わうことをおすすめしたい。

Netflix映画『もしもの愛』11月6日(金)より独占配信スタート/一部劇場にて10月23日(金)公開

●配信情報

Netflix映画『もしもの愛』11月6日(金)より独占配信スタート/一部劇場にて10月23日(金)公開

[2026年/164分]監督:イ・チャンドン 脚本:イ・チャンドン、オ・ジョンミ

出演:チョン・ドヨン、ソル・ギョング、チョ・インソン、チョ・ヨジョン