●懿敬(ウィギョン)〔生没年1438~1457年〕
首陽大君の長男。父が1455年に端宗から王位を奪って7代王・世祖(セジョ)として即位すると、懿敬も世子となった。次期国王として優れた見識と知性を備えた優秀な青年だった。
しかし、病魔は容赦なく彼の身体を蝕んでいった。症状が深刻な状態になると、王家は回復を願って21人の高僧を集め、必死の祈祷を繰り返した。けれど、懿敬は19歳で早世してしまった。
後に、懿敬(ウィギョン)が残した実の息子が、9代王・成宗(ソンジョン)として即位した。彼は国を立派に治めて名君と称された。

