韓国を代表するトップ女優キム・ヘスの最新主演作、世子の擁立を巡る王妃たちの権力争いを描いた社会派時代劇『シュルプ』。韓国tvNでの放送が最終回を迎え、日本でも配信中のNetflixで連日トップ10にランクインしている。
『シュルプ』の舞台は朝鮮王朝時代。王(チェ・ウォニョン)の正室・イム・ファリョン王妃(キム・ヘス)は後宮のトップであり、5人の息子の母親としての顔も持つ。長男で次期の王と認められている世子(べ・イニョク)は頭脳明晰、品性も備わる自慢の息子。次男以下、4人の王子たちは何かと手がかかり、長男の世子だけを頼りにしていたが、その大切な世子が病で倒れてしまう。王の母・大妃(キム・ヘスク)は世子の病を知り、側室たちが産んだ王子たちも含めた王位継承争いを激化させ、後宮内で争いが始まるという物語だ。
王妃と姑の大姫、側室たちの王位後継をめぐる熾烈なバトルは、スリリングで惹き込まれる。子どもの教育問題やLGBT、疫病など、現代社会にも通じるテーマも盛り込まれていて、社会派ドラマとしても見どころが多く、楽しめる。
ドラマのタイトルの「シュルプ(슈룹)」とは「傘」を意味する昔の韓国語で、子供たちが雨に濡れないように傘で守るというメッセージが込められている。制作は数々のヒット作を生み出してきたスタジオドラゴンが手掛けている。
■人気時代劇『シュルプ』の王子たちはネクストブレイクスターが勢ぞろい!
『シュルプ』の物語が進むにつれて、王子たちを演じるイケメン若手俳優陣にも大きな注目が集まっている。