今、Netflixで人気の時代劇『シュルプ』は、朝鮮王朝時代の王位後継者、世子(セジャ)の擁立を巡る王妃たちの権力争いを描いた社会派時代劇だ。王(チェ・ウォニョン)の正室・イム・ファリョン王妃(キム・ヘス)が息子を世子にするべく、姑の大妃(キム・ヘスク)、側室たちやその王子たちと、熾烈なバトルを繰り広げる。母親たちの子育ての悩みや葛藤など、現代にも通じるテーマも盛り込まれた社会派ドラマとしても見ごたえがある。
さらに、『シュルプ』で注目を集めているのが、王子たちを演じる若手俳優たちだ。
王妃の次男ソンナム大君役のムン・サンミン、側室ファン貴人(オク・ジャヨン)の息子のウィソン君役のSF9カン・チャニ、王妃の自慢の息子で病に倒れる長男で世子役のペ・イニョク、ある秘密を抱える三男のケソン大君のユ・ソンホ。彼ら4人は、今後の活躍が期待されるネクストブレイクスターだ。
■『雲が描いた月明り』で大ブレイク!"国民の世子"パク・ボゴムの天賦の才能
朝鮮王朝を舞台にした史劇では、これまでも数々のスター世子、王子を生み出してきた。
そのなかでも、韓流の歴史に深く刻まれているのが、王宮ロマンス『雲が描いた月明り』(2016年)で世子イ・ヨンを演じたパク・ボゴムだ。
パク・ボゴムはこのヨン世子役で大ブレイクし、“国民の世子”という称号を得たほど。韓国にとどまらず、アジアのトップスターの座に上り詰めた。