5年ぶりに日本に旅行に来た韓国人女性2名(ラジオの構成作家と出版社社長)のアテンドで、2日目はJR北鎌倉駅から江ノ電和田塚駅まで散策した私の事務所代表(山下龍夫/編集者/60歳)は、江ノ電に乗って長谷駅で下車し、大仏や長谷寺を見物した後、藤沢駅に向かった。

■韓国からの女性旅行客をアテンド、鎌倉大仏と長谷寺の見晴台へ

 長谷駅から大仏のある高徳院に向かう道は、外国人観光客でごった返していた。ビールの小瓶片手にふらふらと歩く彼らを見ていると、コロナ禍など本当にあったのだろうかと思ってしまう。

「大仏とは言いますが、実際に見るとそんなに大きくありませんから過度の期待は禁物です」

 助っ人ガイド光瀬憲子(鎌倉育ち/翻訳者兼ライター)の身も蓋もない言葉に笑いながら、大仏をサッと見物し、長谷寺に向かう。途中、生活感のある通りで出版社社長が民家の壁に繁茂する草木や玄関先にあしらわれた花を撮っている。日本の抑制のきいた美意識に興味があるようだ。

左から韓国人ゲストのラジオ構成作家、出版社社長、助っ人ガイドの光瀬憲子。高徳院は外国人観光客で賑わっていた
長谷寺へ向かう途中、玄関先に飾られていた花(出版社社長撮影)

 高徳院同様、長谷寺も外国人観光客であふれていたが、順路を少し外れたところに年季の入った建物と新緑が絶妙なバランスを保っているところがあり、目の保養になった。

 長谷寺の見晴台で小休止。ここは台湾の九份を思い出させるような絶好のロケーションだ。これぞ見晴台といったすばらしい眺望である。ここで音楽をかけるとしたら、昨今、韓国で大人気の日本シティポップの代表的シンガー、山下達郎の「ONLY WITH YOU」しかないだろう。

長谷寺の見晴台でひと息。光瀬憲子がラジオ番組の制作に興味を持ったので、ラジオの構成作家がわかりやすく話してくれた。敬意は相手に興味をもつことから始まるのだ