SHINeeミンホ他、『家いっぱいの愛』は助演や脇役たちにも注目!

『家いっぱいの愛』は、今年リアルタイムで観たドラマ『ドクタースランプ』『涙の女王』『Missナイト & Missデイ』と比べると物語展開の温度は低いが、コミカルなシーンやシニカルなシーンが逆に印象に残り、次回が気になってしかたがなくなる。それには助演の俳優たちの功績も大きい。

 ミレとのロマンスが始まりそうな元テコンドー選手の警備員ナム・テピョンに扮するのは、SHINeeのメインラッパー兼ボーカルのミンホ(1991年生まれ)。パク・ソジュンパク・ヒョンシクBTSVらが出演した人気青春時代劇『花郎<ファラン>』では、パク・ソジュン演じるソヌの友人スホに扮して人気を集めた演技ドルだ。

 ミンホは厳しい訓練で知られる海兵隊での兵役を経て、『都会の男女の恋愛法』『ユミの細胞たち』シーズン1に特別出演。その後もチェ・スビンとW主演を務めた『ザ・ファビュラス』、キム・ミョンミン主演映画『長沙里9.15』、チェ・ジウ新作映画『ニューノーマル』など、ドラマや映画で幅広く活躍中だ。運動神経が抜群なことでも有名で、テコンドーのシーンにも注目したい。

 また、一家と同じヴィラの住人たちのなかに、中年夫婦に扮したチョン・ソギョン(1971年生まれ)とファン・ジョンミン(女優、1969年生まれ)を見つけときは、うれしくなってしまった。

 チョン・ソギョンは『Missナイト&Missデイ』に続く安定の “となりのおじさん国家代表” ぶり。ファン・ジョンミンは、チョ・スンウ主演『離婚弁護士シン・ソンハン』シム・ウンギョン主演映画『怪しい彼女』を観ればわかるように、悩める主婦を演じさせたら右に出る者がいない。

 ミレが勤める大手スーパーの社長役にはチョン・ウンイン(1971年生まれ)。『反則王』ではソン・ガンホ扮する銀行員の親友役、『私にも妻がいたらいいのに』では、ソル・ギョング扮する銀行員の親友役を演じたベテラン俳優だ。ファン・ジョンミン主演映画『ベテラン』の悪役を引き立てる気の毒なトラック運転手役も印象深かった。

 他にも、ヴィラの住人の一人に『涙の女王』でヒョヌ(キム・スヒョン)の兄を演じたキム・ドヒョン(1977年生まれ)。元大家の娘でタクシードライバー役に『離婚弁護士シン・ソンハン』『赤い袖先』『チャンシルさんには福が多いね』のカン・マルグム(1979年生まれ)など、名バイプレイヤーにも要注目である。

●配信情報

Netflixシリーズ『家いっぱいの愛』独占配信中

[2024/全12話]演出:キム・ダイェ 脚本:キム・ヨンユン

出演:チ・ジニ、キム・ジス、ソン・ナウン、ミンホ(SHINee)、ユンサナ(ASTRO)、チョン・ウンイン、キム・ヨンジェ