韓国ドラマの中で「時代劇」はとても重要なジャンルなので、これまでも数多くの作品を見てきた。その中にたくさんの傑作があったが、個人的な好みとして“特に好きなベスト4”を選んでみた。放送当時から心をときめかせた名作ばかりである。
■心ときめく韓国時代劇ベスト4!スターを生んだ名作、大ヒットロマンス史劇ほか
●好きな韓国時代劇/4位『雲が描いた月明り』
朝鮮王朝の数多くの世子の中で才能的にピカイチだったと思われる孝明(ヒョミョン)世子(ドラマではイ・ヨン)をパク・ボゴムが演じている。
しかも、キム・ユジョンが内侍(ネシ/去勢された宦官)を演じるというのが異色だった。架空の設定もある中で、イ・ヨンがツンデレの典型になっていて、そのキャラクターの作り方がとても興味深かった。
また、子役から大人の女優として成長したキム・ユジョンのハツラツとした演技が素敵だったし、パク・ボゴムの世子の姿が凛々しくて格別に魅惑的だった。
実際の歴史についても重厚に描いていて、創作と史実がうまくマッチしてハラハラする展開を生んでいた。
このドラマを見るたびに、パク・ボゴムにもう一度時代劇に出てほしいと思える。
●好きな韓国時代劇/3位『王になった男』
イ・ビョンホンが主演した映画『王になった男』のテレビドラマ版。なんといってもヨ・ジングの演技が神がかり的だった。一人二役で国王と道化師を演じたのだが、全く違うキャラクターなのにメリハリをつけて巧みに演じ分けた演技力が素晴らしかった。
また、悲しい王妃を演じたイ・セヨンの憂いに満ちた表情が抒情的で引き込まれた。
内容的には、道化師が国王になって庶民のための政治に奮闘する姿にワクワクさせられた。「人間味あふれるニセ物が本物の国王になると、どれだけ庶民が助かるのか」ということを教えてくれるドラマだった。