■『愛の不時着』(2019～2020年)
日本で韓国ドラマに興味がなかった人たちを劇的に引き込んだ傑作。コロナ禍において配信サービスが盛んになった事実を象徴的に見せてくれた。ヒョンビンとソン・イェジンの主役カップルも最高の組み合わせで、その後の結婚も大きな話題となった。
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■『梨泰院クラス』(2020年)
『愛の不時着』と同様に配信サービスを通して日本でも広まった。韓国ドラマが持っているスケールの大きさを存分に見せてくれた作品であり、パク・ソジュンが演じた主人公の前向きな生き方が、閉塞した時代に明るい希望をもたらしてくれた。
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■『イカゲーム』(2021年)
人によって好き嫌いがあるとは思うが、この作品は全世界に韓国ドラマの面白さを伝えた意欲作だ。ドラマは、言語・文化・歴史を超えて普遍的に広い世界で共通エンタメになれるのか。そのことを見事に証明してくれた怪物ドラマだ。2024年12月26日から『イカゲーム2』も配信される。
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■『赤い袖先』(2021～2022年)
韓国ドラマで人気がある「時代劇」のジャンルを革新した2PMジュノ主演作品。時代劇に必須な歴史的な解釈が重厚だったし、陰影を巧みに取り入れた映像美が素晴らしかった。しかも、王宮の宮女の生き方をリアルに描いた演出手法も巧みで、今後の時代劇の作り方に大きな影響を与えた。
■『涙の女王』(2024年)
今年、2024年の韓国ドラマを象徴する傑作がキム・スヒョン＆キム・ジウォン主演『涙の女王』だ。ソウルの財閥家と地方の農家の対比が見事だった。しかも、没落した財閥家の傲慢な人々が農家で居候をするという「どんでん返し」は最高級のアイロニーであった。
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