松重豊と人気バラード歌手ソン・シギョンが日本と韓国のグルメを食べ歩きするNetflix隣の国のグルメイト』。シーズン3「出張グルメ対決」第2話は、二人が釜山で餅屋(トッパンアッカン)を訪ね、製造工程を見たあと、カレトッ(棒状の餅)を使ったトッポッキをはじめとする軽食を食べ歩いた。

■Netflix『隣の国のグルメイト』に登場、カレトッの思い出

 湯気の立つカレトッを見ていると韓国人は心が浮き立つ。秋夕(チュソク)やソルラル(旧正月)などの明節(ミョンジョル)を前に、餅づくりに精を出す人たちの姿を思い出すからだ。ソルラルに食べる雑煮(トックッ)には米からつくった餅が入る。

 ソウルでは昔ながらの餅屋はなかなか見られなくなっているが、地方を旅しているとき餅屋を見かけるとついのぞきこんでしまう。筆者がものほしそうな顔をするせいか、店のおじさんやおばさんは笑いながら、ほかほかのカレトッを切って手渡してくれる。

 ソン・シギョンや松重豊がそうしていたように店先でカレトッをかじる筆者は、完全に4、5歳の少女に戻ってしまう。米の豊かな香りとほのかな塩味はテーブルいっぱいの韓定食に勝るとも劣らないごちそうだ。

カレトッ(棒状の餅)は軽く炙っても香ばしくて美味しい
『隣の国のグルメイト』で釜山のトッパンアッカンのお母さんが話していたように、韓国の雑煮(トックッ)には米からつくったトッが入る