ライブ後半に突入してもASH ISLANDのエネルギーは衰えを微塵も見せず、白いタオルを客席に放り込んだり、客席に降りてファンとハイタッチを繰り返したり、さらにはペットボトルの水を観客に飛ばしたりするなど、ファン興奮のド派手パフォーマンスを弾かせながら自身の世界観を深い感情とともに表現した「Bad Words」「Nightmare」「Lonely」「Because」などを爆発的な高音で次々と歌い上げ、アンコールの「Black Rose」も含む計33曲をラインナップした計2時間のステージを完走した。
■アジアと北米を巡るワールドツアーのコンセプト「感情は“ボイスメモ”として残される」
今回は「ASH ISLAND 2025 World Tour <Voice Memo : Black Rose> 」と名付けられたワールドツアーの一環。今年8月1日の台北公演を皮切りに香港、ロサンゼルス、サンフランシスコ、アトランタ、ダラス、ボストン、ニューヨーク、トロント、バンクーバーを巡業。10月22日にZepp Hanedaで日本公演を行った。
ワールドツアーのコンセプトは人間の愛や感情、記憶を中心に置いており、「私たちが感じる喜び、悲しみ、痛み、そして愛は目に見えないけれど、その感情は声や音、そして動きを通じて、もうひとつの“ボイスメモ”として残されます」というメッセージを掲げた。
●ASH ISLAND Profile
1999年8月11日生まれの26歳。本名はユン・ジニョン。2018年にMnetのHIP HOPサバイバル番組『高等ラッパー シーズン2』に出場（当時の活動名はCLLOUD）し、4位の成績を残して注目を集めた。2018年 11月12日にシングル「How R U」でデビュー。繊細でメロディアスな楽曲、繊細な声と感傷的な歌詞で知られ、K-HIP HOPシーンに“エモ・ラップ”を広めたアーティストのひとり。プライベートでは2024年7月7日にちゃんみなとの結婚と、第1子の妊娠を発表した。
