ソウルの金浦国際空港を早朝に発つ飛行機に乗ることになった。朝5時に空港に到着するためには、どうしたらいいのか。空港周辺のホテルに宿泊して、タクシーで向かう? コスパを考えて選んだ方法は……。
■ソウルの金浦国際空港へ早朝5時に行くにはどうする?
ソウルから台北に向かうことになった。昼頃には台北の空港に着かなくてはならなかった。航空券の検索サイトを調べると、こんなフライトが提示された。
金浦国際空港 6:00発
済州国際空港 7:20着、10:50発
桃園国際空港 12:10着
金浦空港から済州島の空港まではジンエアー、済州島から台北の桃園空港まではタイガーエア台湾というLCCを乗り継ぐ便だった。昼頃に台北に着くには、これしか選択肢はなかった。朝は早いが、なんとかなるだろうと思っていた。深夜バスか最終の地下鉄に乗って金浦空港に行き、空港のベンチで仮眠をとれば……ぐらいに考えていた。
出発の前夜、ソウル在住の知人と食事をとった。少し気になって、深夜バスを調べてみた。
……ない。
仁川国際空港行きの深夜バスはあるのだが、それは金浦空港に停まらない。
ひょっとしたら……。
予感はあたってしまった。旅先での悪い予感はだいたいあたるものだ。金浦空港は24時間空港ではなかったのだ。
調べると夜の11時ぐらいに閉まり、朝の5時頃開くという。僕はすっかり仁川空港と同じだと思っていた。しかし金浦空港はソウル市内の空港だ。騒音を考えたら24時間空港は難しい。
ソウルから済州島まで飛ぶ便は国内線扱いのはずだ。出国審査はない。しかし出発は朝の6時。5時半までには空港に着いていたい。
知人を通して何人かのソウル在住の韓国人に訊いてもらった。答えは一致した。タクシーしかなかった。
「1回、早朝便に乗ったことがあります。地下鉄の始発は5時台なので間に合わない。タクシーで行きました。3万5000ウォンぐらいだったかな。早朝だから渋滞はないので安心なんですが、ただ空港はすごく混んでいました。セキュリティチェックの列で焦っていたこと、覚えています」
金浦空港と仁川空港の関係は、東京の羽田空港と成田空港の関係に似ている。金浦空港と羽田空港が国内線と国際線、仁川空港と成田空港が国際線をメインにしている。ただし24時間空港は仁川空港と羽田空港という違いはあるが。
羽田空港に比べると金浦空港は市街からの距離が近かった。加えてソウルは東京に比べるとタクシー代が安い。それがタクシーを選ぶ理由だった。皆、ソウルに住んでいる。午前4時ごろにタクシーに乗ればよかった。
さて、どうしようか。僕はソウルに住んでいないから、夜をどうすごすかが問題だった。すでに寒い時期に入っていた。夜は氷点下の気温になる。
空港でロケを行った韓国ドラマは多い。『空港へ行く道』(2016年)には、しばしば金浦空港が登場する。主人公はベテランの客室乗務員で、キム・ハヌルが演じている。ほかにイ・サンユン、シン・ソンロク、チャン・ヒジンらが出演している。しかし金浦空港は市街地の空港でスペースが狭く、仁川空港での撮影の方が多いようだ。最近はセキュリティの関係などで、空港での撮影自体、減少傾向だという。