つづいてガーリック塩パンも口に運ぶ。と、ここでも「おやッ」と思う。パンにはやはりたっぷりバターがしみ込み、そこにガーリックが効かせてある。しかし噛むとほのかにクリーム風味がするのだ。バターとガーリックとクリーム。斬新なとり合わせだが、バランスがいいのか、妙にしっくりくる。やはりソウルのパンはどこか違う。
最後にタコパイ。トマトミートやチーズがなかなかコクのある味だが、それらがうまく絡んでクリーミーですらある。パイだから皮はパリっとしている。これも独立した一品である。なんでもこのタコパイは人気で、焼きあがるとすぐに完売になることが多いという。僕はラッキーだったということか。
ソウルの森の木々の間を吹く風は心地いい。ソウルのバーカリーに並ぶパンは、こうして森で食べるのにピッタリのパンだと思った。

