■イェジンがエリックを案内したソウルのヒーリングコース
「私のヒーリングコースに案内します」
本作11話では、イェジンが彼女に片思いしているエリック(キム・ボム)を連れ、雨降るソウルを散歩するシーンがあった。
ひと昔前、ソウルをリピートする外国人旅行者には、アジア的な猥雑な魅力に惹かれる人が多かった。日本人を案内することの多い筆者もその要求に応えるべく、ダイナミズムあふれる散歩コースをいくつも用意していた。ところが、いつのまにか日本人が韓国に求めるものは大きく変わっていた。
それは東方神起、少女時代、KARAなどが日本で爆発的な人気を得た2010年前後からだったと思う。当時、新沙洞をはじめとする江南エリアが注目されたのは、旅行者が韓国に西洋的な洗練を求めた結果だと思うので、あまり感心しなかったが、この十年ほどは北村の韓屋村(伝統家屋街)のオーバーツーリズムが問題になるくらい、朝鮮式の建物や街並みに洗練を感じる人が増えた。
韓屋をリモデリングしたカフェやレストランが集まる益善洞やソスンラギルがホットスポットになったのはそれを象徴するできごとだ。
イェジンとエリックが傘をさして歩いたようなところに行きたいとリクエストされたら、筆者ならソウルの西村(ソチョン)エリアを案内する。
景福宮駅2番から地上に出て、すぐ左折。食堂が鈴なりになっている世宗マウル飲食文化通りを西へ進み、手前角にセブンイレブンのある車道の交差点を右折。弼雲大路(ビルンデロ)の左側の歩道を100メートルほど北上した辺りで路地を左折すれば、観光客の手垢が着いていない小粋な伝統家屋街に出合える。
弼雲大路を500メートルほど進めば、日本人旅行者にもよく知られている東仁市場の西側出入口が見えてくるので、どの辺りかイメージしやすいはずだ。
●配信情報
Netflix『本日も完売しました』独占配信中
[2026年/全12話]演出:アン・ジョンヨン 脚本:ジン・スンヒ、イ・スミン
出演:アン・ヒョソプ、チェ・ウォンビン、キム・ボム、コ・ドゥシム、ユン・ビョンヒ、チョ・ボクレ、ウ・ヒジン、キム・ヨンジェ、シン・ドンミ、パク・アイン