Netflix配信『本日も完売しました』は、キノコ栽培の天才研究者、マシュー・リー、通称メチュリ(アン・ヒョソプ)と、通販番組のカリスマМCダム・イェジン(チェ・ウォンビン)を中心とした恋愛ドラマだ。それと同時に、化粧品の開発や販売をめぐるお仕事ドラマとしても見ごたえがある。(以下、一部ネタバレを含みます)

■Netflix『本日も完売しました』終盤見どころは?アン・ヒョソプ扮する主人公をはじめ、脇役たちの伏線まですべて回収!

 物語の終盤、主人公二人の恋愛はめでたく成就するが、仕事の面では最後までハラハラドキドキさせられる。

 クライマックスの11話、12話では、脇役一人ひとりの姿を伏線回収的に丁寧に描いていて、好感がもてた。

 例えば、農村のキノコの番人グァンモ(チョ・ボクレ)は身体を張って暴力団からメチュリを守り、同時に恋愛まで成就させた。恋愛成就はメチュリの相棒ムウォン(ユン・ビョンヒ)も同様だ。

 また、3話に登場した接客に問題あるバス運転手(アン・サンウ)はすっかり改心し、メチュリを襲った暴力団が村から脱出しようとするのをハルモニ(コ・ドゥシム)とともにバスで阻み、逮捕に貢献した。

 イェジンの部屋に手作りのミッパンチャン(常備菜)を届けていた父親(キム・ヨンジェ)は複雑な関係にあった元妻(イェジンの母)との復縁まで匂わせた。最終回でやっと気づいたのだが、キム・ヨンジェは筆者が大好きな映画『ワンドゥギ』で主人公(ユ・アイン)の父の弟子の芸人を演じた俳優だった。

 そして、メチュリを裏切った旧友チョンホ(チェ・ドンヒョン)も最悪の事態は免れた。

コ・ドゥシム扮するハルモニが村の祝い事でふるまったのはスユク(茹で豚)とマッコリだった
イェジンの父(キム・ヨンジェ)が娘のために作ったマンドゥクッ(餃子スープ)

 クレジットのなかった悪役俳優たちの名前と映像を、最終話12話のエンディングであらためて流したように、このドラマは製作陣が俳優たちをとても大事にしていることがよく伝わってくる。

 日韓合作映画『TOKYO BURST-犯罪都市-』出演で話題のパク・ジファンも『本日も完売しました』ではほんのチョイ役だったが、しっかり映っていた。