■韓国でローカル女優と言えば?
現役の女優なら筆頭はコ・ドゥシム(1951年生まれ)だろう。韓国では知らない者のいない最長寿ドラマ『田園日記』(1980~2002年)に長く出演していた上、本人が済州出身なので、そのローカリティには説得力がある。
『田園日記』と言えば、一昨年亡くなったキム・スミ(1949年生まれ)もローカルな映画やドラマの常連だった。『田園日記』放送開始当時は31歳だったのに老母を演じ、息子を演じた俳優が彼女より年上ということが話題になった。彼女も地方(群山/全羅北道)出身で、全羅道訛りのヨクジェンイ(毒舌)ハルモニはハマり役だ。
『おつかれさま』でエスン(IU)の祖母を演じたナ・ムニ(1941年生まれ)もローカルなイメージが強い。数多い出演作のなかでも必見なのが『怪しい彼女』と『熱血男児』だ。『怪しい彼女』のローカル感丸出しのヨクジェンイハルモニ役はキム・スミと双璧。『熱血男児』では自分の息子を殺しにソウルから農村に潜入したヤクザ者(ソル・ギョング)と心を通わせてしまうオモニを熱演。一世一代の名演技だった。