その環境のなかで、どうしたら明洞を復活できるか。明洞に関係する人たちは試行錯誤をはじめることになる。ポイントは外国人ではなかった。明洞にどうしたら韓国の若者を呼び戻すことができるか……。議論はそこに集中していったという。

 そこでユニクロ? オリーブヤングの大型店? それは一見、明洞に再び外国人観光客を戻すための動きのようにも映った。観光客は増えつつあったが国籍は多様化してきていた。日本人や中国人に特化していては、明洞のにぎわいは戻ってこない。

 しかし明洞のめざしたものは、グローバル化した外国人観光客に対応していくことではなかった。外国人向けの街というイメージを崩さないと、韓国の若者は戻ってこない。

 再オープンしたユニクロやオリーブヤングの大型店は、そこをめざしているのだろうか。それが「いままでの明洞の店とはどこかが違うんです」というソウル在住の日本人の言葉に結びつくのだろうか。

 明洞を再び歩いてみることにした。(つづく)

2026年5月に再オープンしたユニクロ