Netflix日韓グルメ番組『隣の国のグルメイト』シーズン7で北海道を食べ歩きしているバラード歌手ソン・シギョンと女優の三吉彩花。第3話の舞台はウイスキーで有名な余市郡にある室内バーベキューの店。手羽先、若鶏、牛タン、ラム肉、おにぎりなど食材のよさを生かし、シンプルに炭焼きした日本らしい料理を楽しんだ。
■韓国人にとってバーベキューは身近な娯楽、日本との違いは?
バーベキューと聞くと日本の人はわくわくするらしいが、韓国人はそうでもない。肉を焼いて食べることに慣れているので、わざわざ横文字を使わなくても、ほぼ同じ意味の「野遊会(ヤユフェ)」という韓国語があるからだ。
最近は娯楽も多様化し、コロナ禍で国内旅行が盛んになったこともあり、おしゃれなアウトドアクッキングを楽しむ韓国人が増えた。海や山でバーベキューを楽しむ人たちも目立ってきている。野遊会などという言葉も古臭いといわれてしまうかもしれない。
地元客に人気だという余市のBBQ店で、ソン・シギョンと三吉彩花が最初に食べた手羽先は、韓国より日本でおなじみの食材だろう。
韓国では宅配でフライドチキンを頼むと、手羽先が入っていたり入っていなかったり。店によっては、水分の少ない胸肉を除いた手羽元、手羽先、モモ肉だけを頼むこともできる。また、日本風の居酒屋では単品メニューとして手羽先焼きを出す店もある。
続いて出てきた牛タンは日本通のソン・シギョンだからこそ美味しそうに食べていたが、韓国の焼肉店では一般的とは言えない部位だ。筆者も1990年代後半の日本留学中、バイト先の焼肉店で初めて食べた。最初は牛とのディ-プキスを連想して抵抗があったが。今では最初から網を汚さず、レモン汁でさっぱり食べられるという日本らしい繊細さに感心しながら美味しくいただいている。
牛タンといっしょに出てきたのはラム肉。羊の肉は韓国では中国東北部由来の串焼き(ヤンコチ)のイメージが強い。
もともと中国ではビールのつまみの定番は羊肉だったが、チョン・ジヒョンとキム・スヒョン主演ドラマ『星から来たあなた』が中国でも大ヒットし、劇中、登場人物がチキンを食べるシーンが多かった影響で、韓国の「チメク(チキンとビール)」が大流行したのは有名な話だ。