Netflix配信の注目作『100日の嘘』は、1932年の京城(けいじょう/現ソウル)を舞台にした物語だ。日本による植民地支配の拠点、朝鮮総督府に通訳見習いとして潜入した腕利きのスリ、イ・ガギョン(キム・ユジョン)が、総督府通訳官のキム・テウン/サトウヒデオ(パク・ジニョン/GOT7)と出逢い、たがいに正体を隠しながら心理戦を繰り広げ、やがて恋に落ちていく。(以下、一部ネタバレを含みます)

■Netflix注目作『100日の嘘』ヒロイン役は子役出身の人気俳優キム・ユジョン、芸歴は20年以上

 本作の主人公、ガギョン役のキム・ユジョンは1999年生まれ。パク・ボゴム主演の大ヒット時代劇『雲が描いた月明り』の男装令嬢役、アン・ヒョソプ共演『ホン・チョンギ』の絵師役、チ・チャンウク主演『コンビニのセッピョル』の男勝りなバイト店員役、ピョン・ウソクと共演した映画『20世紀のキミ』の愛情より友情優先の女子高校生役、ソン・ガン主演『マイ・デーモン』の財閥令嬢役など、ラブコメクイーンとして人気の女優だ。さらに、昨年はキム・ヨンデ共演のラブサスペンス『親愛なるX』で新たな境地を開いている。

 キム・ユジョンの芸歴は長く、4歳で子役デビューしているのだが、あらためてプロフィールを見ると驚かされる。2008年に500万人以上を動員した映画『チェイサー』で風俗嬢の娘を演じた女の子(当時8歳)が彼女だったのだ。『チェイサー』はキム・ユンソクとハ・ジョンウの出世作で、ソン・ガンホ、チョン・ウソン、イ・ビョンホン主演『グッド・バッド・ウィアード』に次いで同年2位の興行成績を残している。

 キム・ユジョンが演じたのは連続殺人犯(ハ・ジョンウ)に監禁された母の帰りを自宅で一人待つ健気な少女。元刑事で母の雇い主(キム・ユンソク)がやむなく彼女の子守りをすることになる。子供ながら、元刑事が母親によくない仕事をさせていることを察し、悪態をついたり、心細いのに気丈に振る舞ったりするのだが、母親が危機的状況にあることを知ると、大泣きするなど、難しい演技をこなしていた。

 また、『チェイサー』の翌年公開された映画『TSUNAMI-ツナミ-』で、当時9歳のキム・ユジョンはシングルマザー(オム・ジョンファ)の娘を演じた。父だと知らされていない地質学者(パク・チュンフン)の前で何かを感じとったかのような表情や、溺死寸線の母と通話するシーンは迫真の演技だった。

 本作『100日の嘘』では、パク・ジニョン扮するエリート通訳官とのスリリングなロマンスに期待が高まる。