2024.7.8 韓国の古道を歩く旅、鳥嶺古道のスタート地点を目指してソウルから忠州の水安堡温泉へ【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 韓国の古道を歩くことにした。 韓国の道路網は、李氏朝鮮をつくった李成桂の時代に整備されたといわれる。1390年代の話だ。車のない時代である。歩くことを想定した道である。 道路網はソウルを中心につくられた…
2024.7.1 韓国で「どんぐり」はヘルシー食材に進化中!ソウルで食べたトトリムクの味は?【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 韓国でどんぐり(トトリ)料理といえば、一般的にはトトリムクである。どんぐりを粉砕して粉状にして、水を加え、火を通して固めたものだ。「どんぐりこんにゃく」「どんぐり豆腐」「どんぐり煮かため」などといっ…
2024.6.24 韓国料理「トトリムク」とは?レトロな食材「どんぐり」を使った料理をソウルで探してみると…【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 ソウルのどんぐりの話である。韓国ではどんぐりというと、貧しい時代に結びつく。あまりおいしくないどんぐりで空腹をしのいだという話に遡っていく。 しかしそれは昔の話。いまはどんぐりカフェが人気なのだとい…
2024.6.17 ソウル明洞の人気カフェ、看板メニューは石臼で挽いた抹茶。健康志向で人気のレトロな食材は?【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 ソウルの明洞にあるMETCHAというカフェに入った。明洞では人気のカフェだという。仕事の打ち合わせがあり、1階で待ち合わせた。そこで注文し、飲み物を受けとって2階か3階にあがるスタイルだった。 約束の時刻よ…
2024.6.10 ソウル都心にある標高338.2メートルの仁王山に登ってみる。写真撮影はOK?山頂からの見晴らしは?【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 景福宮の裏手にある仁王山(イナンサン)に登った。仁王山は標高338.2メートル。1時間半ほどで山頂に立てるはずだった。 登り口で道に迷ったが、なんとか登山道を教えてもらい、急な石段を登りはじめた。10分ほど…
2024.6.3 ソウル都心「景福宮」北西にある仁王山に登ってみることに。だが、登山道の入口が見つからない!?【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 5月の晴れた日、仁王山(イナンサン)に登ってみようと思った。仁王山は標高338.2メートルの山だ。 ソウル都心の山である。以前、景福宮(キョンポックン)を訪ねたとき、その広い境内に立ち、西側を眺めると、妙…
2024.5.28 ソウルの北朝鮮料理店、温麺の味は?物足りないけれど「たまに無性に食べたくなる」理由【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 ウズベキスタン、カザフスタンといった中央アジアの国には、朝鮮系の人たちがいる。朝鮮半島が南北に分断される前に旧ソ連に渡った人たちの2世、3世といった人たちが多い。そんな人たちが店を構えているのが、バ…
2024.5.20 ソウルにある北朝鮮料理店の辛くない白菜キムチでよみがえる旅の記憶、中央アジアではキムチはサラダ感覚?【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 ソウルの乙支路1街。知人と北朝鮮料理店に行くことになった。彼は月に1回ぐらい、無性に北朝鮮料理が食べたくなるという。中毒……ともいっていた。 入ったのは南浦麵屋という店だった。北朝鮮料理店というと、…
2024.5.14 北朝鮮料理の味の特徴は?世界各地にあった北朝鮮レストランはどうなっているのか【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 中国の丹東。日本人が多く住んでいた時代は安東と呼ばれていた。鴨緑江を挟んで北朝鮮と接している街だ。 川に沿ってホテルが建ち、そこからは対岸の北朝鮮の新義州特別行政区がよく見える。 鴨緑江に沿って何軒…
2024.4.22 韓国系LCCで日本の地方空港からソウルへ向かうメリットは?高松~ソウル線を利用してみた【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 日本と韓国の間には多くのLCCが就航している。日系LCC3社、韓国系LCC6社。韓国のLCCの特徴のひとつは、日本の地方空港にも数多く就航していることだ。 昨年の12月、四国の高松からソウルまで、韓国のLCCであるエ…
2024.4.15 日本と韓国を結ぶLCC9社、どの航空会社にしたらいい?日韓を頻繁に行き来する人たちが選ぶエアソウル、その理由とは?【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 日韓線に就航する飛行機は多い。LCC(ローコストキャリア、格安航空会社)が多い路線でもある。9社が就航している。日系LCCが3社、他は韓国系LCCという構成だ。 飛行時間は2時間半ほど。長い距離のLCCを敬遠する…
2024.4.8 韓国行きの航空券はどう選ぶべき?格安航空会社のLCC、全9社の傾向を比較してみる【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 日本と韓国を結ぶ飛行機。その便数は多い。特徴はLCC(ローコストキャリア、格安航空会社)が多いことだろうか。東京からソウルまでは2時間半ほど。中・短距離路線を得意にするLCC向きの距離である。 いま、日本…
2024.4.1 ソウルの複雑すぎる地下鉄路線図を眺めて、2017年に運航開始した牛耳新設線に乗ってみた【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 圧倒されるようなソウルの地下鉄路線図。気になる路線がいくつかあった。そのなかの牛耳新設線に乗ってみることにした。 この路線は2017年に運行をはじめていた。運行距離は11.4キロ。新設洞駅と北漢山牛耳駅を結…
2024.3.25 ソウルの地下鉄路線図は、なぜこんなに複雑なのか。路線図を眺めていると、気になる路線が……【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 仁川国際空港から電車でソウル駅に着く。モーテル系の宿はなくなってしまったが、やはりソウル駅周辺に泊まることが多い。その日に人に会う用事があると、宿に荷物を置いて、再びソウル駅に戻り、地下鉄の改札口に…
2024.3.18 坂道が多いソウルでも、特に坂と石段が多いといわれる街・恵化。急坂を上り梨花洞壁画村から駱駝山公園へ【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 ソウルは坂、そしてそれにつづく石段の街だ。かつて外敵から守る目的で、周囲を500メートル級の山に囲まれた盆地にソウルはつくられた。その後、人口が急増し、住宅は平地から山の斜面へと広がっていった。その結…
2024.3.12 ソウルは坂道プラス石段の街。安宿に泊まると、飲んだ帰りに坂の石段に腰かけて休憩するはめに【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 ソウルは坂の街だ。日本の坂道は、緩い傾斜の坂と急坂ともいわれる傾斜がきつい坂道が混在しているが、ソウルのそれは、急な坂道が圧倒的に多い。というか、はじめの5メートルほどは緩い坂なのだが、そこから一気…
2024.3.4 港町・群山の旧日本人街、商人が築いた立派な日本式屋敷「旧広津家家屋」を訪ねる【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 錦江(クムガン)河口に広がる群山(クンサン)の街は、近年、旧日本人街としての観光地化が進んでいる。以前、このコーナーで紹介した旧日本人街の九龍浦は日本の漁師たちがつくった街だった。しかし群山は商人た…
2024.2.25 韓国の旧日本人街を歩く旅、商人たちがつくった街・群山の仏教寺院「東国寺」【韓国の個人旅行ガイド】下川裕治 群山(クンサン)──。僕が訪ねたのは2013年。当時、この街を訪ねる日本人は多くなかった。韓国の西海岸、黄海に近い全北特別自治道(旧・全羅北道)の街だ。黄海に面した韓国の海岸線を南北に辿るとちょうど中間…