以来、韓国在住の日本人や韓国人と食卓を囲むたびに、「これはOK?」、「じゃあ、これは?」といった感じで聞きまくっていた時期があった。

 その結果、というわけではないが、なんとなく判断基準がわかるようになってきた。ポイントは珍しい小皿、そして高そうな小皿のふたつである。つまりうまく小皿とつきあうには、「珍」と「高」を見抜いていかなくてはならない。

 まず、絶対にお代わり大丈夫小皿から紹介しよう。

・平凡キムチ

 代表格は白菜キムチ、カクテキ。これはどんな店でもよく出てくる。お代わり自由小皿だ。

・練り物系

 薄いさつま揚げのようなものが小皿に載って出てくることが多い。パンチのない味で、店によってはうっすらと甘い味をつけていることもある。なんとなく食べてしまう小皿。これをお代わりしている人をあまり見たことはないが、お代わりは自由だ。

・巻く素材系

 サンチュ、ワカメ、コチュジャン、ニンニク、唐辛子。つまりメイン料理を巻く素材はお代わり自由。

 さて問題はその先。お代わりがはばかられる小皿……。それは次回。

加平で食べたタッカルビ。この店の小皿は少ないほう

(つづく)