■ランチはナッコプセ、タコとホルモンとエビ天国
昨夜から、超高層レストランでステーキがメインのディナーをいただき、おしゃれなショッピングモールを散策し、海雲台の高級ホテルで就寝。朝は西洋式ビュッフェに始まり、ファンシーな観光列車で童心に帰り、楽しい時間を過ごしているが、何かが足りない。
何が足りないか? それは韓国的なものである。ツアー企画者のアイデアなのか、二日目の昼まで焦らしてからの ”THE韓国メシ” ナッコプセのランチはうれしかった。
ナッコプセとは、ナッチ(手長ダコ)・コプチャン(牛シマチョウ)・セウ(シュリンプ)の略語で、三つの食材を少なめのスープで辛く煮た鍋だ。
日本の料理は、主菜を引き立てるために他の食材は脇に回るものが多いのに対し、韓国の料理は食材ひとつひとつが野球で言う「エースで四番」なことが多い。ビビンパやナッコプセはその最たるものだろう。