シン・ヘソンとアン・ボヒョン出演のNetflix配信ドラマ『生まれ変わってもよろしく』が話題を集めている。
千年前から19回も輪廻転生を繰り返してきたパン・ジウム(シン・ヘソン)。生まれ変わるたびに過去の記憶が蘇り、それに苦しめられつつも、18回目の人生で出会った少年ムン・ソハ(アン・ボヒョン)のことが忘れられない。
序盤は、自分のことをソハに気づいてほしくて、強引な行動に出るジウムの姿がコミカルに描かれる。一方、過去の記憶を背負って生きなければならなかった理由が明らかとなる終盤は、切なく涙をそそる。
■『生まれ変わってもよろしく』ロケ地、南沙イェダム村は趣のある伝統村
第8話で、ジウムの18回目の人生での妹ユン・チョウォン(ハ・ユンギョン)とソハの秘書ハ・ドユン(アン・ドング)が、石垣のある伝統村を歩くシーンがあった。寄り添って見える2本の木を見つけたチョウォンが「ハ秘書と一緒に観たかったんです」と語り、ハ秘書が戸惑うシーンだ。
ロケ地となったのは、韓国南東部の山清(サンチョン)郡にある南沙(ナムサ)イェダム村。山清郡は、韓国で2番目に高い智異山(チリサン)をはじめ、美しい山の峰に囲まれ、大自然と澄んだ空気を満喫できるエリアだ。
山清郡の南部にある南沙イェダム村は、「韓国で最も美しい村」第1号に選定されている。智異山の麓に位置し、朝鮮王朝時代から多くの優秀な学者を輩出した両班(ヤンバン。貴族階級)の村として知られている。現存する立派な古宅には子孫たちが生活している。
『生まれ変わってもよろしく』に登場した2本の木は、樹齢300年あまりのエンジュの木で、この村のシンボル的存在だ。仲良く寄り添うように見えることから「夫婦のエンジュの木」と呼ばれ、ヨ・ジング主演の韓国時代劇『王になった男』にも登場した。
石と赤土で作られ黒色の瓦を被せた低い石垣や季節の花々が、趣を感じさせる。