■『Missナイト & Missデイ』ロケ地忠清北道清州を紹介

『Missナイト & Missデイ』の撮影は、韓国中央部にある忠清北道・清州(チョンジュ)市で行われている。
スンとジウンが勤務するソハン地方検察庁として登場する建物は、忠清北道庁舎だ。1937年に建てられた近代建築で、外観に多数の細い溝模様が入ったスクラッチタイルを使用しているのが特徴だ。

 劇中、1本の木が生えた小高い丘のように見える場所は、市の北側の美湖川沿いにある井北洞土城(チョンブッドントソン)だ。外敵から村を守るために三国時代に作られたと推測される土を固めて作った城郭だ。

 他にも、中心部の「ソンアンキル(城内道)」をはじめとした繁華街でロケが行われている。

『Missナイト & Missデイ』ロケ地、清州の繁華街「ソンアンキル」

 清州は、三国時代に百済新羅高句麗による熾烈な領土争いが繰り返された場所だった。

 また、世界最古の金属活字を使用した書物「直指」が印刷された興徳寺址には、「清州古印刷博物館」があり、金属活字の歴史と印刷技術について学ぶことができる。

 車嶺山脈と小白山脈の支脈に挟まれた盆地型地形で、南部の平野は穀倉地帯となっている。

 醤油と韓方薬剤のタレに浸けてから肉を焼く「シオヤキ」、汁の煮詰まったときの「じじっ」という音から名前が付いた豚肉の鍋「チャグリチゲ」といった豚肉料理に加え、南部にある大清湖で捕れる淡水魚料理が有名だ。

醤油と韓方薬剤で作るタレに豚肉を浸してから焼く「シオヤキ」は清州グルメのひとつ
汁の煮詰まったときの「じじっ」という音から名前が付いた「チャグリチゲ」は辛い豚肉チゲ

 市の西部には、600年前に発見された椒井(チョジョン)薬水がある。ここから湧き上がる甘い天然炭酸水を使って製造される「泉淵(チョニョン)サイダー」も、清州のご当地グルメのひとつだ。

椒井薬水から湧き上がる天然炭酸水を使い製造される泉淵サイダー

●清州へのアクセス

 成田国際空港および関西国際空港から清州国際空港まで直行便運航。

 ソウル南部バスターミナルから清州市外バスターミナルまで約1時間30分。