タイに行ったときもそうだった。まともに彼女を紹介しようともせず完全に冷遇した。しまいには、タイでも賄賂を使うという古いやり方を強行して大問題を引き起こしてしまう。

 マジンは保守的な営業マンの典型だ。男尊女卑もその一つ。1990年代後半にはまだ韓国社会でもそういうやり方が幅を利かせていたのも事実だ。

 しかし、経済危機を契機に古臭い韓国式の経営スタイルも一変しなければならなかった。そのタイミングでドラマはマジンを取り上げてきた。彼こそが保守的で改善しなければいけないタイプなのだ。海兵隊を自慢しているだけでは物事が進まない。

 後半に入っていく『テプン商事』。旧来のやり方を一変して革新的なテプン商事を描いていくことになるだろう。その過程で、先進的な考えを持ったテプン社長の手腕を存分に見せてくれるはずだ。

Netflixシリーズ『テプン商事』独占配信中

●配信情報

[2025年/全16話]演出:イ・ナジョン、キム・ドンフィ 脚本:チャン・ヒョン

出演:ジュノ(2PM)、キム・ミンハ、キム・ミンソク、クォン・ハンソル、イ・チャンフン、キム・ジェファ、キム・ソンイル、イ・サンジン、キム・ジヨンキム・サンホ