『社内お見合い』のアン・ヒョソプと『こんなに親密な裏切り者』のチェ・ウォンビン主演の注目作『本日も完売しました』が、Netflixで配信スタートした。本作はデジタルとアナログを対比させる緩急ある映像が心地よく、また、韓国の田舎町の風物もたっぷり見せてくれるので、ヒーリング効果も期待できそうだ。(以下、一部ネタバレを含みます)
■アン・ヒョソプが農夫役!『本日も完売しました』通販番組の売れっ子МCが農村に来た理由は?
ソウルの通販番組МCダム・イェジン(チェ・ウォンビン)は緻密な商品研究と話の巧さで好成績をあげているにもかかわらず、彼女が扱っていない化粧品のМCに看板番組の枠を奪われてしまう。
メインМC復帰の条件はフランスの化粧品ブランド「レトワール」との契約。そのためには原料確保が必須と、ソウルから遠く離れたトクプン村を訪れ、原料の秘密を握っている農夫マシュー・リー(アン・ヒョソプ)に接近する。
レトワールの専務ソ・エリックには『九尾狐伝』『ロースクール』のキム・ボム、通販番組PDには『未知のソウル』『海街チャチャチャ』のパク・イェヨン、マシューの同僚役には『隠し味にはロマンス』『ヴィンチェンツォ』のユン・ビョンヒが扮している。
■二種類の付箋、冷蔵庫に入っていたものは?
『本日も完売しました』に優れた映像センスを感じたのは、第1話でイェジンが帰宅したシーン。
それでなくても仕事で疲れているのに、彼女の部屋は担当商品で埋め尽くされショールームさながら。商品ひとつひとつに貼ってある付箋には訴求ポイントやターゲットがびっしり書き込まれている。ワーカーホリックもかくやという場面だ。
イェジンが水を飲もうと冷蔵庫を開けると、見覚えのない保存容器がいっぱい。韓国の常備菜、ミッパンチャンだ。よく見ると冷蔵庫のドアにも付箋が貼ってある。
「娘よ、健康第一だぞ。しっかり食べろ」
かぶされたナレーションの声から父が作って持ってきたものだとわかり、ホロッとさせられる。
『おつかれさま』のエスン(IU)の父親(パク・ヘジュン)もそうだったが、最近は母親のように子供を気づかう父親がブームなのだろうか。筆者は『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で娘(パク・ウンビン)のためにキンパ店を開業したと思われる父(チョン・ベス)を思い出してしまった。