■贅沢な済州産黒豚宴会の醍醐味
最近、筆者が黒豚を味わったのは、コロナ直前の年末、済州の西帰浦市の建設会社の忘年会に混ぜてもらったときだ。男性ばかりの会だったが、会場に高価な黒豚の専門店を選んでいることや、社長の元気いっぱいの乾杯の音頭から景気のよさが伝わってきた。
済州では豚肉料理に、小さな金属のカップに入ったカタクチイワシの塩辛汁が添えられることが多い。これを肉といっしょ火にかけてあたためる。海に囲まれ、海産物が豊富な済州らしいつけダレである。
香ばしい豚肉は塩だけつけても旨いが、塩辛汁をくぐらせるとさらに風味豊かになり、飽きずに食べられる。業績のよい会社の社員たちの熱気にあおられ、冷えたソジュが進む。繰り返される乾杯、乾杯。
次の日は旅程を変更しなければならないほどの二日酔いになったことは言うまでもない。
●配信情報
Netflix『隣の国のグルメイト』独占配信中
出演:ソン・シギョンほか

