釜山・慶州を巡るツアー2日目。釜山の海雲台で夕食にサムギョプサルとソジュを楽しんだあとは、海雲台LCTランドマークタワーにあるホテル、シグニエル釜山で快適な時を過ごした。
■ホテル滞在で気づいたこと
いつもの取材旅行では眠ることだけを考えて宿を選んでいるが、今回の3泊4日は毎晩ホテルが変わり、しかも高級ホテルが選ばれているので、観光後にくつろぐ時間も楽しみだ。
2泊目のシグニエル釜山は、超高層ビル内というロケーションや従来のロッテホテルのイメージから華美な内装を想像していたのだが、フロント、エレベーターホール、ルーム、ラウンジ、いずれもシックな印象で、リラックスすることができた。
ルームで印象に残ったのは、備品と化粧室だ。クローゼット下部の引き出しの中には、アンドロイド用のタイプC、アップル用など3種の充電ケーブルが備えられていた。
また、化粧室は車イスでも余裕をもって利用できる広さだった。温水洗浄便座が備えられているのだが、よく見る「세정 POSTERIOR WASH(洗浄)」「FEMININE WASH 비데(ビデ)」「건조 DRY(乾燥)」の他に、もうひとつボタンがあり、そこには「쾌편 ENEMA」と書かれていた。読者のみなさんには翻訳ソフトで自ら意味を調べていただきたいが、韓国では日本ほど「쾌편」という言葉に抵抗を感じる人が少ないようで、なんとヨーグルトの品名にもこの言葉が使われている。野暮なので直接意味は書かないが、「쾌편」ボタンはつまりおなかの調子をよくするためのシャワー機能だ。
ちょっとしたことだが、このホテルはお客さま目線でお金をかけるべきところにかけているという印象だった。