■淡白で上品なスープのテジクッパならこの店!「60年伝統ハルメクッパ」 

 この十数年間で、ローカールフードが注目され、本来なら地元民のための食堂がテレビなどで紹介され、韓国全土からやってきた観光客が行列を作るようになった。

 テジクッパの古株のひとつ「60年伝統ハルメクッパ」もその例だが、一時期より混雑は落ち着いたので、ふらっと来ても利用しやすくなった。

 この店の創業者は、映画『国際市場で逢いましょう』の主人公(ファン・ジョンミン)一家同様、朝鮮戦争のとき北側から避難してきた女性だ。創業者が亡くなり、お嫁さんが跡を継いでから十数年経つが、半透明の上品なスープは今も健在だ。

 最寄りの凡一駅から店に行く途中には、映画『友へ チング』に登場した橋がある。

 釜山にテジクッパの店が増え、釜山人も自分は○○派と好みが分かれつつあるが、白濁した濃厚スープが好きな人も、一度はこの店のテジクッパを試してもらいたい。

※店の詳細は「60년전통 할매국밥 범일동」で検索を。

「60年伝統ハルメクッパ」のテジクッパ7,000ウォン
スユク(豚肉スライス)の小10,000ウォン
「60年伝統ハルメクッパ」の外観
凡一駅から店に行く途中には、映画『友へ チング』に登場した橋が