■『江南Bサイド』チョ・ウジン扮する刑事ドンウの転勤先、京畿道・抱川の名物料理の二東カルビ
『江南Bサイド』の序盤で、同僚刑事からの冷たい視線に耐え切れなくなったカン・ドンウが、志願して転勤したのが「抱川(ポチョン)市・北部警察署」だった。
抱川市は、ソウルから高速バスで1時間ほど、韓国北西部・京畿道の北部に位置している。
朝鮮王朝時代に、漢陽(ハミャン/現・ソウル)から江原道を経由し、(現・北朝鮮)咸鏡道まで続く三防路と呼ばれる抱川川沿いの道を通じて、(現・北朝鮮)元山(ウォンサン)で水揚げされたスケトウダラなどの海産物、麻布、牛などが漢陽へと運ばれた。その途中にある抱川には、休息をとる場所として酒場、市場、宿場などが形成された
特にいくつもの牛市場が立ったことから、「二東(イドン)カルビ」が抱川の名物料理となった。二東カルビとは、様々な調味料で下味をつけ、一晩寝かした韓牛を炭火焼きする料理だ。
近年では、安価な輸入牛を使用する食堂が増えてきたが、二東バスターミナル周辺には二東カルビの専門店が並ぶ。二東カルビと相性の良い二東マッコリもあわせて味わってほしい。
●抱川(二東)までのアクセス
東ソウルバスターミナルから二東バスターミナルまで約1時間