母は12歳のときから18歳まで済州島の海に潜っていた。それから親が決めた結婚に従うために、済州島から大阪に出てきた。そのとき、一度も見たことがない夫と会った。
当時は「女に学問はいらない」と言われ続けた。母の兄は済州島で最初に日本で医者になった人で、東京の医大に入るときは実家が畑を売って学費を用意した。しかし、すぐ下の妹だった母の場合は、小学校も通わせてもらえなかった。兄と妹のこれほどの格差……男尊女卑の風潮がとても強かった。
済州島の女性の境遇は人それぞれに違う。『おつかれさま』に登場するグァンネは、私の母よりひと回り下の世代で、経済的な問題で海女にならざるをえない人が多かった。その現実が『おつかれさま』の序盤で切実に描かれていた。
●配信情報
Netflixシリーズ『おつかれさま』独占配信中
[2025年/全16話]演出:キム・ウォンソク『ミセン ー未生 ー』『シグナル』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』 脚本:イム・サンチュン『サム、マイウェイ〜恋は一発逆転!〜』『椿の花咲く頃』
出演:IU『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜』、パク・ボゴム『雲が描いた月明り』『青春の記録』、ムン・ソリ『私たちの人生レース』、パク・ヘジュン『夫婦の世界』、オ・ジョンセ『サイコだけど大丈夫』、ヨム・ヘラン『マスクガール』、ナ・ムニ『怪しい彼女』、イ・ジュニョン『恋するムービー』