Netflix配信中の日韓グルメバラエティ隣の国のグルメイト』は日本側の案内役に女優でモデルの三吉彩花を迎え、シーズン5がスタートしている。

 第8話では韓国側の案内役である人気歌手ソン・シギョンが、三吉彩花をソウル乙支路3街駅、乙支路4街駅、忠武路駅の中間地点にあるスンデ(腸詰)の人気店「サンスカプサン(山水甲山)」に案内し、スンデモドゥム(腸詰盛り合わせ)やスンデクッパ(腸詰の汁かけ飯)を食べた。

■韓国の腸詰スンデ、見た目と匂いのインパクトは絶大!

 腸詰と聞くと、日本の人は欧米式のソーセージや台湾など中華圏の香腸、フランス通ならブーダンノワールを思い出すかもしれない。いずれにせよ肉料理の一種という認識だろう。

 韓国ではスンデと呼ばれている腸詰は、少々趣が違う。断面を見るとよくわかるが、肉以外のさまざまな食材が使われている。詰め物は、もち米、澱粉(タンミョン)、豚の血、豆腐、ネギ、ニンニク、キャベツ、シイタケなどだ。これらを文字通り豚の腸に詰めるものもあれば、コラーゲン、セルロースなどで作った人工的なケーシング(包むもの)に詰めるものもある。

 見た目が茶色または黒っぽいので、筆者が日本からの旅行者を市場に案内すると、ギョッとしたような顔で「あれは何ですか?」と聞かれることが多い。

『隣の国のグルメイト』の三吉彩花の反応がそうだったように、スンデやレバー、ソンジ(牛の血の煮凝り)など、血に関係する食べ物に対する人々の反応はさまざまだ。

 三吉は店に入るやいなや「いい香り~」と言っていたのに、スンデの盛り合わせに入っていた豚のレバーを口にすると「無理かも」と言い、スンデやスンデのスープ自体は「美味しい、美味しい」と言いながら食べていた。

 これは韓国人も同様で、スンデの盛り合わせを頼むとき、カン(レバー)は抜いてくれと言う人も珍しくない。

釜山で筆者が食べた専門店のスンデ
専門店のスンデの断面図
『隣の国のグルメイト』でソン・シギョンと三吉彩花が行ったスンデ専門店「サンスカプサン」は、日本人の利用が多いホテル国都やホテルPJから徒歩1分
「サンスカプサン」のスンデクッ