徴兵制のある韓国では、兵役を題材とした物語がドラマの1ジャンルとして確立されている。ディズニープラス配信の『伝説のキッチン・ソルジャー』もそのひとつ。Wanna One出身の俳優パク・ジフン扮するソンジェが兵士たちの食事作りを担当する炊事兵として悪戦苦闘しながら成長していく話だ。(以下、一部ネタバレを含みます)
■『伝説のキッチン・ソルジャー』毎食の“クエスト”をパク・ジフン扮する炊事兵がどうクリアするかが見もの
新兵ソンジェを迎える先輩兵士は、『ブラッドハウンド』シリーズのイ・サンイ扮する大尉ソクホ、『京城クリーチャー2』のハン・ドンヒ扮する中尉イェリン、『トラウマコード』『梨泰院クラス』のユン・ギョンホ扮する全羅道訛りの補給官ジェヨン、『エマ』のイ・ホンネ扮する先輩炊事兵ドンヒョン、『家いっぱいの愛』のチョン・ウンイン扮する大隊長チュニクなど。
チョン・ヘイン主演『D.P. -脱走兵追跡官-』を見ればわかるように、軍隊は上下関係が厳しく、人間関係が複雑だ。兵役生活のストレスが上から下に吐き出されがちで、いじめもある。
本作でも、大隊長が「国防力の基本はメシだ」と強調したり、大尉のソクホが妙に食通だったりするため、部隊は食事にも気を使わなければならない。しかし、先輩炊事兵ドンヒョンが極端な料理下手で兵士たちに疎まれているため、そのしわよせはすべてソンジェに向かう。
毎食、貼り出されるメニューに従って料理を作り、先輩兵士たちを満足させなければならないのだ。
第1話と2話の料理ミッションは、わかめスープ(ミヨックッ)、豆もやしスープ(コンナムルクッ)だった。軍隊なので手の込んだ料理は求められないものの、ありふれた家庭料理を美味しく作るのはなかなか難しい。
軽食店を切り盛りしていた父とキッチンカーを営む母をもつが、自身はインスタントラーメンしか作れず、サラブレッドと呼ぶには微妙なソンジェが、こうしたミッションをどうクリアしてゆくかが見ものだ。