『予期せぬ相続者』『還魂』シリーズで人気を集めたイ・ジェウク主演のメディカル・ラブコメディ『孤島のエリートドクター』がディズニープラスで配信中だ。本作は2026年5月に兵役に就いたイ・ジェウクにとって入隊前最後の主演作として注目を集めている。
シリアスな役柄の印象が強いイ・ジェウクだが、トラウマを抱えながらも孤島で奮闘する公衆保健医師を演じる一方、『ドドソソララソ』や『偶然見つけたハル』で見せたコミカルな魅力も十分に発揮し、独自のキャラクターを作り上げている。(以下、一部ネタバレを含みます。)
■イ・ジェウクのコミカルな演技が魅力『孤島のエリートドクター』全羅南道ならではの仕掛けが満載!
大学病院の形成外科医だったト・ジイ(イ・ジェウク)は、徴兵制度により軍に服務する代わりに、公衆保健医師として医療不足のピョンドン島の保健支所に赴任することになる。
海に強いトラウマをもつジイは、島へ渡るフェリーの上で気を失ってしまう。彼を背負って保険支所へ連れてきたユク・ハリ(シン・イェウン)は、その後もなぜかジイの行く先々で顔を合わせ、ジイの人生に踏み込んでくる少々おせっかいな存在だ。
島に食堂は1軒だけ、部屋の天井からはムカデが落ちてくるなど、都会育ちのジイにとって島の生活は驚くことばかり。保険支所にある医療機器はあまりに旧式で、患者の既往症や薬の処方履歴も記録されておらず、ジイの目から見れば、保険支所の医療体制はさんざんなものだった。
保険支所でジイと共に働く医師や看護師たちもかなり個性的だ。代々医師の家系に生まれたエリートでクールガイのヒョン・チヨン(ホン・ミンギ)、MZ世代の韓方医、ヨン・ジュチョン(キム・ユヌ)、25年間ピョンドン島の保険支所を守り続けたベテラン看護師のファン・シネ(チュ・イニョン)、本土に憧れるが、島から出る勇気がないオム・ジョンソン(イ・スギョン)。
そんな保健支所に3人目の看護師として赴任したのがハリだった。ハリは大学病院の救急室に勤務していたが、訳あってそこを逃げ出し祖母(キル・ヘヨン)が住むピョンドン島へやってきたのだ。
島民たちはジイの診療を拒み、これまで処方されていた薬を出してほしいと求めるばかりだった。しかし、ジイが島民たちの重い病を次々と見つけたことで、少しずつ島民との距離が縮まっていき……。
『孤島のエリートドクター』の劇中、ピョンドン島は韓国南西部にある全羅南道ヨプン郡にある島であることが明らかになる。
劇中で村長をはじめ、村の年配者たちが語尾に「~イン」や「~タンッケ」を付けたり、「そして」を意味する「クリゴ」を「クラゴ」と発音したりすることで、温かく情感豊かな全羅道らしい言葉の響きを感じることができる。
また、ジイが初めて食堂へ連れていかれたときに出された鍋料理には、順天(スンチョン)の干潟に住むムツゴロウが丸ごと並べられていたり、ジイとハリが食べたインスタントラーメンのお供に麗水(ヨス)の特産品であるからし菜のキムチを食べたりと、ご当地グルメを登場させることで、全羅南道らしさを感じ取ることができる。
また、ある住民がジイに命を救ってくれたお礼にと、木浦(モッポ)や務安(ムアン)の干潟に生息するテナガダコをバケツいっぱい手渡す場面もあり、全羅南道にある島の雰囲気を劇中の端々で感じることができる仕掛けに注目してほしい。
●配信情報
『孤島のエリートドクター』ディズニープラス スターにて独占配信中
[2026年/全12話]演出:イ・ミョンウ 脚本:キム・ジス
出演:イ・ジェウク、シン・イェウン、ホン・ミンギ、イ・スギョン、キム・ユヌ、チュ・イニョン
(C) 2026 Disney and its related entities