うつらうつらとソウルの日々を振り返ってみると、2025年にソウルではタッチパネル注文スタイルが一気に広まった気がする。昔から思うのだが、ソウルという街は、こういう反応がかなり早い。それだけ競争が激しいということなのかもしれないが。

 タッチパネル注文機械はどのくらい日本語に対応しているのだろうか。気になって店頭にタッチパネル機械を設置している店で、何軒かタッチしてみた。10軒ほどチェックしてみたが、韓国語のみか韓国語+英語のみという機械は2台しかなかった。それ以外はどの機械も日本語に対応していた。

 問題はその日本語だった。コーヒーショップやカフェはその日本語がすぐに理解できた。カフェラテ、アメリカンなど、日本にも共通の飲み物があるから翻訳も楽なのだと思う。バーガーキングやロッテリアといった日本にもあるファストフード店の日本語は完ぺきだった。日本の店舗で使っている日本語をそのまま利用できる。

 しかし韓国にしかない韓国料理店となるとそうはいかない。東大門の焼き肉店──。そこも日本語に対応していたが、そこには「韓牛リブアイ」「韓牛リブフィンガー」などの日本語が躍っていた。あまり日本では使われない呼び方だ。調べると、どちらも正しい日本語訳だったが、一般的な日本語メニュー名に即した訳ではない。今後のタッチパネルの課題だろうか。

仁川国際空港のフードコートで食べた「にゅうめん」。タッチパネルで注文した