■日本の人にも試してほしい韓国漁師の活イカの食べ方

 ソン・シギョンが言っていたように、同じ海を挟んでいるので活イカは韓国人にもなじみがあるが、醤油にイカのキモ(肝臓)を加えた肝醤油で食べるのは、韓国人には目新しい。

 ここで思い出したのはカワハギだ。韓国ではカワハギは刺身でも食べるが、干物(ジッポ)が一般的。乾きもののつまみ(マルンアンジュ)の代表だ。筆者は日本で初めてカワハギの刺身を肝醤油で食べて感動したことがある。世界に誇るべき日本の発明だと思う。

 活イカは韓国人も江原道に行くとよく食べるが、日本の人に一度試してもらいたいのが、韓国漁師のイカの食べ方だ。

 切ったイカ刺しをボウルに入れ、そこにコチュジャン、すりおろしニンニク、ゴマ油、ワサビを入れてぐちゃぐちゃにかき混ぜる。好みでセリなどを加えて清涼感を出してもよい。新鮮なイカ刺しさえあれば日本でも容易に再現できるのでぜひ試してほしい。

 韓国漁師のイカ刺しにはキンキンに冷えたソジュが欠かせない。この組み合わせは忘我の境地だ。

韓国・東海岸の束草で食べた活イカ。焼肉のように葉野菜で包んで食べる人も多い
韓国・東海岸の漁師が食べていたイカの和え物とソジュ

●配信情報

Netflix『隣の国のグルメイト』独占配信中

出演:ソン・シギョン、三吉彩花