「日本の人はやっぱり食材を生のまま味わうのが好きなんだなあ」
Netflix『隣の国のグルメイト』シーズン7で北海道を食べ歩きしているバラード歌手ソン・シギョンと、女優の三吉彩花が、札幌の朝市で海鮮を食べているのを見てつくづくそう思った。
同じ海を挟んでいる日本と韓国だが、海鮮の楽しみ方には違いも多い。韓国では海の幸をどのように食べているのか見てみよう。
■ホタテやタイラギ貝の「カイバシ(ラ)」、巻き貝や二枚貝、韓国式の食べ方は?
『隣の国のグルメイト』でソン・シギョンが食べていたホタテは、韓国語では「カリビ」というが、日本語由来の「カイバシ」でも通じる。カイバシラ(貝柱)が訛ったものだ。カイバシはホタテとタイラギ貝の両方を指すこともある。
日本では、刺身やバター焼き、干物で食べることが多いホタテやタイラギ貝。韓国では東海岸では刺身でも食べるが、都市部では甘辛いタレをくぐらせたものを焼いて食べることが多い。
ソウルの忠武路駅近くにある1976年創業の古株「忠武路チュクミプルコギ」は、数年前にミシュランに掲載されてから、インバウンド観光客も含め行列が絶えない。
この店はイイダコ(チュクミ)が名物なのだが、タイラギ貝も食べられる。甘辛いタレ、というより日本人にはかなり辛いタレをつけて焼いたタイラギ貝はソジュ(韓国焼酎)が進む酒肴だ。ここでソジュを飲み過ぎた人を筆者は何人も知っている。
「これは好きな人は好きだと思う」
番組でソン・シギョンがそう言っていたのは、巻き貝や二枚貝の刺身だ。
これらは韓国ではそのままわさび醤油につけて食べるより、ビールのつまみとして人気のコルベンイムチムのように、野菜といっしょに酢味噌(チョコチュジャン)で和えたり、水刺身(ムルフェ)にしたり、スープにしたりして食べることが多い。