「混ぜ混ぜ刺身丼は、刺身丼と思わなければおいしいんです。だから私は最初の半分は日本風に食べる。マグロにわさび、醤油でね。ビールを飲みながらゆっくり食べることもある。

 マグロの刺身はつまみです。それが終わったら、韓国風に混ぜる。コチュジャンとゴマ油。僕はそこにわさびも入れる。混ぜ混ぜしますよ。感覚としては〆料理。おなかがいっぱいになります」

 これはいけそうだった。キムチなどで味を変えるのではなく、前半は日本風にして、後半は韓国風。味変ならぬ国変にする。これはなんだか楽しそうだった。前半のビールというのもいい。

 そう考えたとき、「ビビンバもそれでいけるのではないか」と思いたった。これまでは混ぜてきたが、日本風を加えてもいい。ナムルや肉、野菜などをつまみのようにして食べる。ビールと一緒にというのもいい。

 そして最後にコチュジャンなどを入れて、一気に混ぜ混ぜして韓国風ビビンバに仕上げ、〆料理にする。石焼きビビンバになると少し難しいかもしれないが、一般的なビビンバではいけそうだった。すでに実戦している人もいるかもしれないが。

 次にビビンバを食べるとき、この食べ方にトライしてみようと思う。

混ぜる前のユッケビビンバ。次回は日本風+韓国風でいく?