日本の各地と釜山を結ぶ路線の航空券の売れ行きが好調だという。2010年代から映画やドラマの撮影誘致に熱心で、多くの名作を生んでいる韓国第2の都市・釜山は、ソウルを何度かリピートした旅行者に強くすすめたい魅力ある港町だ。6月にはBTSの公演も予定されていて、世界中からファンが訪れ、釜山出身のメンバーの聖地巡礼で盛り上がるだろう。

 今回は多くのドラマや映画の舞台である釜山で撮影された作品を振り返りながら、釜山旅行を楽しむコツを紹介しよう。

■釜山が舞台の韓国ドラマや映画を紹介!

「釜山は映画に必要な風景がすべて揃っている」

 これは昨秋の釜山国際映画祭の開幕式で上映され、日本でも3月6日から公開される映画『しあわせな選択』を撮ったパク・チャヌク監督の言葉だ。

 釜山には、首都ソウルにはない海があり、じつは市の面積の半分が山。情感たっぷりの横丁もあればアジア的な市場もある。映画的風景の宝庫なのだ。

 『しあわせな選択』では、イ・ビョンホンが誰かを目がけて花瓶を落とそうとしている象徴的なシーンをはじめ、多くの場面が影島(ヨンド)など釜山で撮影されている。

 この影島の西海岸沿いは、十年ほど前からヒンヨウル文化村として観光整備されている。

 チェ・ミンシクハ・ジョンウ主演映画『悪いやつら』でマ・ドンソクが初めて登場するシーンや、『弁護人』で主人公(ソン・ガンホ)がクッパ屋の女将(キム・ヨンエ/影島出身)の自宅を訪ねるシーンもヒンヨウル文化村で撮影されている。

影島から南港を望む
『弁護人』のソン・ガンホや『悪いやつら』のマ・ドンソクが歩いた影島のヒンヨウル文化村

 韓国ドラマにも釜山で撮影されたシーンが多く登場する。

 キム・ナムギル主演の『熱血司祭2』は物語の舞台が釜山という設定で、甘川文化村をはじめ、釜山の各地で撮影されている。

 ほかにも、パク・ボゴム主演『グッドボーイ』やソン・ジュンギ主演『財閥家の末息子』には釜山各地、ソン・ヘギョチャン・ギヨン主演『今、別れの途中です』には海雲台ホテル「シグニエル釜山」や海岸列車「ブルーラインパーク」、ハン・ソヒ主演『マイネーム:偽りと復讐』には北東部の海東龍宮寺が登場。

 パク・ソジュンキム・ジウォン主演『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』が西面の南に位置する凡川洞、イ・ミンホ主演『ザ・キング:永遠の君主』が海雲台や機張郡で撮影されている。

ホテル「シグニエル釜山」の部屋から海雲台ビーチを望む 
『マイネーム:偽りと復讐』の葬儀シーンが撮影された海東龍宮寺