Netflix日韓食べ歩きバラエティ隣の国のグルメイト』シーズン5の12話では、ソン・シギョンが三吉彩花をソウル鐘路3街(チョンノサムガ)エリアに案内し、タプコル公園裏の「ユジン食堂」で平壌冷麺や茹で豚肉(スユク)、緑豆粉のチヂミ(ピンデトッ)を食べた。

 この辺りは楽園洞(ナグォンドン)と呼ばれ、イ・ジョンジェ主演『イカゲーム2』、キム・ゴウン主演『ウンジュンとサンヨン』、ユ・ヘジン主演『ソジュ戦争』、チョン・ウソン主演『神の一手』、ユン・ヨジョン主演『バッカスレディ』などの撮影地としても知られているが、安くて美味しい飲食店の宝庫でもある。

クッパが3,000ウォンで食べられる驚きの激安ストリート、鐘路3街の楽園洞

韓国らしさにふれたかったら、明洞ではなく庶民の息吹が感じられる鐘路3街へ」

 筆者がこう言い続けて17年くらいになるが、10年ほど前から益善洞(イクソンドン)が脚光を浴び、最近はソスンラギルが人気スポットになったことで、このエリアの魅力がかなり認知されてきたようだ。

『隣の国のグルメイト』シーズン5の12話の冒頭。ソン・シギョンと三吉彩花が歩いていたのは、鐘路3街駅5番出口近くのポジャンマチャ通りを背にしたとき右手に見える楽園商街ビルと左手の雑居ビルの間の歩道を進み、フライドチキンが6,000ウォンで食べられる激安チェーン「韓国トンタク」(黄色い看板)の角を左に曲がった通りだ。

ポジャンマチャ通りを背に右手が楽園商街ビル、左手が雑居ビル

 通りを挟んだ「韓国トンタク」の向かいにはクッパの老舗「ソムンナンチプ」がある。ここでは牛ダシのスープに干し葉と豆腐が入ったスープ(ごはんと大根キムチ付き)が3,000ウォンで食べられる。創業者は朝鮮戦争時、半島北部から避難してきた苦労人で、飢えることの恐ろしさを知っているから薄利多売を続けているという。2000年頃は1,500ウォンで出していた。

「ソムンナンチプ」のスープ。ごはんと大根キムチ付きで3,000ウォン

 ソン・シギョンが入った「ユジン食堂」の少し手前には、キノコと豆モヤシが入ったスープ(ごはんとキムチ付き)が4,000ウォンで食べられる「コヒャンチプ」がある。

 通りの突き当りは、『イカゲーム』シーズン2の第1話でコン・ユ扮するセールスマンが踊るような大立ち回りを演じたタプコル公園だ。この辺りは数年前まで路上で将棋を指すお年寄りばかりが目立っていたが、最近はレトロブームで若者にも人気だ。

『隣の国のグルメイト』でソン・シギョンと三吉彩花が歩いた通り。右手が「コヒャンチプ」
「コヒャンチプ」のキノコと豆モヤシのスープ(ボソッコンナムルクッ)